鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 108.70~109.70 |
ユーロ円 | 130.80~131.80 |
ユーロドル | 1.1980~1.2080 |
豪ドル円 | 84.00~85.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
新型コロナウィルスの変異株に対する危機感が深まる中、東京・大阪などの都市圏では緊急事態宣言が31日までの延長する運びではあるが、米疾病対策センター(CDC)によれば、新規感染者数は全米で5月末まで増加が予想されいるものの、新型コロナウイルスワクチン接種の全国的な取り組みが順調な場合、米国の新規感染者数は7月までに急減する可能性があると見込んでおり、大型連休明けの東京株式市場では日経ダウが前日比518円高と一気に2万9千台を回復するなど安堵感が広がりつつある。ただ、日本政府によるワクチン確保や接種率などがシナリオ通りに運ぶかであろうが、未だに課題は山積しており、疑問視する声も少なくない。いずれにしても、株価と為替相場の相関性が希薄になっているだけに、当面、ウィルスの沈静化が明確になるまでは、乱高下を繰り返しながら神経質な展開が予想される。ただ、基本的には米金利差を背景に、リスク回避のドル買いが優勢と見なす方が賢明であろう。
一方、ドル円は株高には多くは反応してはいないが、依然として、米中対立構造によるリスク回避の円買いと日米金利差を背景に、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。引き続きレンジ幅ドル円108.70~109.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。
他方、ユーロドルは1.20割れの段階では利益確定買いが随所に散見されるなど、底堅い展開を見せている。とは言え、更なる買い材料は乏しく、戻り売りが優先されている。引き続き無理をせずに、レンジ幅ユーロドル1.1980~1.2080を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、今朝と同様に、ドル円108円台後半から押し目買いを勧めると共に、109円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.200割れから押し目買いと共に、1.21前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円109円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円109円割れから少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、ユーロドル1.20台半ば前後から随時ナンピン売りを実施しているが、現状ではユーロドル1.21前後からナンピン売りと共に、1.200割れから押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円108円台半ば前後ではロング、109円台半ば以上ではショートをイージし、ユーロ円は131円割れから押し目買いと共に、132円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは84円前後から押し目買いと共に、85円台前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 108.10 | 110.20 |
ユーロ円 | 130.30 | 132.50 |
ユーロドル | 1.1935 | 1.2150 |
豪ドル円 | 83.55 | 85.70 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
現在のポジション(SL&TP)
豪ドル円ショート | 50,000 | ☆84.50(SL85.00買い) |
2021年5月収支経過 (06~ 日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | ||
ユーロ円 | ||
ユーロドル | ||
豪ドル円 |
前日の売買 東京市場(4/30)
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場(4/30)
出来ず Nothing done |
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 109.70(SL110.10買い) |
ドル円買い | 50,000 | 108.80(SL108.40売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 131.70(SL132.20買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | ★△131.10(132.00ショートカバー)+¥45,000 |
ユーロ円買い | 50,000 | 130.70(SL130.20売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2060(SL1.2110買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | ★△1.2010(SL1.2120ショートカバー)+ドル550 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1970(SL1.1920売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 85.00(SL85.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 84.20 |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 109.70(SL110.10買い) |
ドル円買い | 50,000 | 108.80(SL108.40売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 131.80(SL132.30買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 130.80(SL130.30売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.2080(SL1.2130買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.1980(SL1.1930売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 85.00(SL85.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 84.10 |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。