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為替モーニング東京市場2021年12月2日

2021年12月02日
(コラム執筆時間:09時07分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円112.30~113.50
ユーロ円127.30~128.50
ユーロドル1.1250~1.1370
豪ドル円79.50~80.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米国で初のオミクロン感染を確認したと旨が伝わり、米国株式市場ではNYダウは前半の上げ幅を解消すると同時に、一気に千ドル近く急落、前日比461ドル安と敏感に反応している。そして、世界各地でも続々と同変異株が発見されており、渡航航制限など水際対策を強化しているが、反面、未だにオミクロン株に関するデータ不足の段階にあり、市場自体が過剰反応しているとの見解も少なくない。また、市場では、先にパウエルFRB議長がインフレに関する一過性の表現を止める時が来たと示唆しており、今月半ばのFOMCで金利正常化を促進させるとの思惑があったが、米10年債利回りはリスク回避手段として1.4%割れ目前まで低下するなど、俄かにFRBのテーパリング(金融緩和縮小)が疑問視されるなど、市場は混迷を深めていると言わざるを得ない。いずれにしても、トップロス先行の展開なだけに、レンジ幅を通常より拡大し、臨機応変な売買が求められる。

一方、ドル円は米金利の低下が嫌気され、下値を模索しているが、米金利の低下余地も残り少なく、過度な円高局面は描きづらい。引き続きレンジ幅ドル円112.30~113.50円まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが一考であろう。

他方、ユーロドルは戻り売りが優先される中、辛うじて米ドルの調整売りに助長され、ユーロドル1.13台を維持している。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1370を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円112円台半ば割れから押し目買いと共に、ドル円113円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは、1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円113円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル円113円割れから押し目買いを実施しており、現状ではドル円112円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、米金利の低下もあり、一見底堅い展開ではあるが、相変わらず、戻り売りが優先されており、改めて戻り鈍さが意識されている。現状ではユーロドル1.13台半ば以上からナンピン売りと共に、1.12台半ば前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円112円台半ば割れではロング、ドル円113円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は127円台前半から押し目買いと共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは79円台半ば前後から押し目買いと共に、80円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円111.80113.90
ユーロ円126.60128.80
ユーロドル1.12101.1430
豪ドル円79.1081.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ロング50,000☆112.70(SL112.30売り)
ユーロ円ロング50,000☆127.90(SL127.20売り)
2021年12月収支経過(01~02日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円
ユーロ円+¥35,000+¥35,000
ユーロドル
豪ドル円+¥25,000+¥25,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り50,000★△128.70(128.00ロングカバー)+¥35,000
豪ドル円売り50,000☆81.20(SL81.70買い)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000113.80(SL114.20買い)
ドル円買い50,000☆112.70(SL112.20売り)
ユーロ円売り50,000129.00(SL129.50買い)
ユーロ円買い50,000☆127.90(SL127.40売り)
ユーロドル売り50,0001.1380(SL1.1430買い)
ユーロドル買い50,0001.1270(SL1.1220売り)
豪ドル円売り50,00081.70(SL82.20買い)
豪ドル円買い50,000☆△80.70(81.20ショートカバー)+¥25,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000113.30
ドル円買い50,000112.30(SL111.80売り)
ユーロ円売り50,000128.20
ユーロ円買い50,000127.30(SL126.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1370(SL1.1420買い)
ユーロドル買い50,0001.1260(SL1.1210売り)
豪ドル円売り50,00080.70(SL81.20買い)
豪ドル円買い50,00079.70(SL79.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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