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為替モーニング東京市場2021年11月25日

★休刊のお知らせ
米国の感謝祭のため、本日の後場レポートは休刊とさせていただきます。

2021年11月25日
(コラム執筆時間:09時15分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円114.80~116.00
ユーロ円128.50~129.80
ユーロドル1.1150~1.1280
豪ドル円82.50~83.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

為替市場ではパウエルFRB議長の再指名を背景にドル買い戻しの雰囲気が高まりつつある。昨日公表された11月FOMC議事録では資産購入ペース縮小に柔軟性を持たせることの必要性を強調してはいるが、既に、市場は資産購入ペース縮小を早期に終了し、来年半ばの利上げ期待を織り込んでいることもあり、市場の反応は感謝祭ウィークを控えて限定的になっている。その中、米新規失業保険申請件数が20万人を下回るなど、雇用情勢の改善が顕著になり出しており、利上げの舞台が着々と整い始めており、相対的にはリスク回避のドル買い需要を含めて、ドル買い戻し志向は一層高まりを見せている。ただ、既にドル高が進行しており、反転時期も迫っているとの見方も少なくなく、現状レベルからの更なるドル高は疑問視されるなど、一旦清算入りと見なした方が賢明であろう。

一方、ドル円は米債券利回りの高止まりを背景に、ドル円115円台半ば近辺まで上昇しているが、本格的な米利上げを催促していないだけに、過度なドル高期待は自重局面に差し掛かっている。引き続きレンジ幅ドル円114.50~115.80円を重視し、同レベル前後からナンピンが一考であろう。

他方、ユーロドルは新型コロナウイルスの感染拡大リスクもあるが、独11月IFO企業景況感指数の冴えない結果も加わり、引き続き戻り売りが優先されている。ただ、節目であるユーロドル1.12割れの達成感もあり、拙速的に下値を模索する難しさもある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1150~1.1280を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円115円割れから押し目買いと共に、ドル円115円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは、1.11台半ば前後から押し目買いと共に、1.12台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円115円台半ば前後からナンピン売りを随時実施しており、現状ではドル円115円台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル114円台半ば前後を中心に、115円割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、引き続き戻り売りを優先する中、ユーロドル1.12割れでは押し目買いを実施しており、現状では1.11台半ば前後に集約されている模様。一方、売りは1.12台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円114円台半ば前後ではロング、ドル円115円台後半ではショートをイメージし、ユーロ円は128円台半ば前後から押し目買いと共に、129円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円114.35116.50
ユーロ円128.20130.30
ユーロドル1.11001.1320
豪ドル円82.1084.20

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆115.50(SL115.80買い)
ユーロ円ロング50,000☆128.80(SL128.70売り)
前日のSL実行ポジション(SL&TP)
ドル円ショート50,000☆▼114.60(SL115.50買い)-¥45,000
2021年11月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥115,000-¥45,000
ユーロ円-¥55,000
ユーロドル-¥58,400(-ドル450)
豪ドル円-¥45,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆114.60(SL115.00買い)
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000☆128.80(SL128.30売り)
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り50,000☆115.50(SL115.90買い)
ドル円買い50,000114.40
ユーロ円売り50,000129.40
ユーロ円買い50,000128.30(SL127.80売り)
ユーロドル売り50,0001.1290(SL1.1330買い)
ユーロドル買い50,0001.1180(SL1.1130売り)
豪ドル円売り50,00083.60(SL84.10買い)
豪ドル円買い50,00082.50(SL82.00売り)
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000115.80(SL116.20買い)
ドル円買い50,000114.70
ユーロ円売り50,000129.60
ユーロ円買い50,000128.70(SL128.20売り)
ユーロドル売り50,0001.1280(SL1.1330買い)
ユーロドル買い50,0001.1150(SL1.1100売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.20買い)
豪ドル円買い50,00082.50(SL82.00売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

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