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為替イブニング海外市場2021年11月12日

2021年11月12日
(コラム執筆時間:19時10分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.50~114.70
ユーロ円130.00~131.20
ユーロドル1.1400~1.1520
豪ドル円82.50~83.70
相場状況の振り返りと今後の展開予想

NY休場明けの東京株式市場では悪材料出尽くし感も手伝い、前日比332円高と反発に転じており、再び3万円台への期待感が強まりつつある。当面、世界的なインフレ懸念が強まる中、米金利の動向、そして、実体経済に不透明感ある中国経済の動向次第ともいえる。その中、市場では米長期債利回りが再び上昇過程にあり、相対的にドルを買い戻す動きに傾斜しているが、あくまでも調整局面の域であり、過度な乱高下は描きづらい外部環境にあるが、引き続き相場が大きく動意づいてからの始動に専念することが無難であろう。そして、補足的になるが、中国では不動産関連のデフォルト懸念が高まる中、コロナ感染が再燃、天候不順による電力不足や食糧危機が問われており、中国経済の後退懸念が深刻化しているにも関わらず、中国人民元は常に高値圏で推移している。貿易収支の面では輸出増で黒字化しており、通常であれば人民元安になっても何ら不思議ではないが、ここ最近の原油、石炭、天然ガスなどのエネルギー価格が急騰している関係上、意図的に人民元高に誘導している可能性が高い。今後、中国経済の回復を見極めるには、人民元安に向かった時とも解釈できる。

一方、ドル円は米金利の上昇もあり、ドル円114円台を回復してはいるが、更なる上昇局面では利益確定売りや実需売りが満遍なく控えており、ドル115円台にはほど遠い状況にある。引き続きレンジ幅ドル円113.50~114.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

他方、ユーロドルはポンド安の影響もあり、改めて戻りの鈍さが意識されているが、反面、下限レベルの買い戻しも健在であり、拙速的な下値トライには慎重になっている。引き続き戻り売りが優勢であるが、引き続きレンジ幅ユーロドル1.1400~1.1520を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.14割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.15台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は、ドル円113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ストップロスが一巡したとの思惑も働き、徐々に買い戻しの動きが散見されるが、現状ではユーロドル1.14前後から押し目買いと共に、1.15台以上からナンピン売りで待機姿勢を継続している模様。

●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円113円台半ば前後ではロング、ドル円114円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は130円前後から押し目買いと共に、131円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82円台半ば前後から押し目買いと共に、83円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円113.00115.10
ユーロ円129.50131.60
ユーロドル1.13401.1550
豪ドル円82.1084.25

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
ドル円ショート50,000☆113.60(SL114.60買い)
ユーロ円ロング50,000☆130.70(SL130.00売り)
ユーロドルロング50,000☆1.1450(SL1.1400売り)
2021年11月収支経過(01~12日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥35,000
ユーロ円-¥10,000
ユーロドル-\6,500(-$50)
豪ドル円-\65,000
前日の売買 東京市場
ユーロドル買い50,000☆1.1450(SL1.1400売り)
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000114.60(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.50
ユーロ円売り50,000131.00
ユーロ円買い50,000130.00(SL129.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1500
ユーロドル買い50,0001.1400(SL1.1350売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.20買い)
豪ドル円買い50,00082.60(SL82.10売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.70(SL115.10買い)
ドル円買い50,000113.50
ユーロ円売り50,000131.00
ユーロ円買い50,000130.00(SL129.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1490
ユーロドル買い50,0001.1400(SL1.1350売り)
豪ドル円売り50,00083.50(SL84.00買い)
豪ドル円買い50,00082.60(SL82.10売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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