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為替イブニング海外市場2021年11月19日

2021年11月19日
(コラム執筆時間:19時30分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円113.30~114.50
ユーロ円128.00~129.20
ユーロドル1.1250~1.1370
豪ドル円81.80~83.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

岸田首相は55.7兆円規模の経済対策を打ち出し、GDP5.6%程度の押し上げ効果が見込まれている。日経平均株価は前日比147高と素直に反応しているが、資金源が赤字国債に依存している以上、再び3万円台の上値の重さも意識されている。その中、米10年債利回りは足元では1.6%近辺で一進一退の展開が続いているが、市場の関心は徐々に米連邦準備理事会(FRB)次期議長が誰になるかに集まっている。一般的にはパウエルFRB議長の続投とならば、金利正

常化に向けて、来年半ば頃の利上げが想定されているが、仮にハト派的なブレイナード理事が就任した場合は、早期の利上げは見込めず、買われ過ぎているドルの急落も意識されている。ただ、FOMCメンバーらがインフレ現象を沈静化するためにも利上げ路線を変更するかはかなり懐疑的である。当面、米債券利回りの動向を見極めながら売買を駆使せざるを得ないだろう。

一方、ドル円は日米金利差拡大を背景に底堅い展開ではあるが、日米ともに、過度なドル高や円安には違和感が生じており、ドル円115円前後が分岐点になる可能性がある。引き続き直近のレンジ幅ドル円113.50~114.70円を重視し、同レベル前後からナンピンが一考であろう。

他方、ユーロドルはラガルドECB総裁が、時期尚早な引き締めを急ぐべきではないと言及したことが嫌気される中、一時ユーロドル1.13割れになるなど敏感に反応しており、改めて上値の重さが意識されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.1250~1.1370まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、ドル円113円台半ば前後から押し目買いと共に、ドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機をすることを勧める。一方、ユーロドルは、1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.13台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円114円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業はドル114円割れから随時実施しており、現状では113円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ストップロスを巻き込み1.13前後まで急落しており、現状では、ポジション調整に終始しているが、ユーロドル1.12台半ば前後から押し目買いと共に、1.14前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円113円台半ば前後ではロング、ドル円114円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は128円前後から押し目買いと共に、129円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドルは82割れから押し目買いと共に、83円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円112.80115.00
ユーロ円127.50129.80
ユーロドル1.12001.1420
豪ドル円81.4583.60

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&SP)
No position
2021年11月収支経過(01~19日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥70,000
ユーロ円-¥55,000+¥25,000
ユーロドル-¥58,400(-ドル450)+$450
豪ドル円-¥45,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
ユーロ円売り50,000★△129.80(129.30ロングカバー)+¥25,000
ユーロドル売り50,000★△1.1370(1.1280ロングカバー)+$450
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000114.70(SL115.10買い)
ドル円買い50,000113.70(SL113.20売り)
ユーロ円売り50,000130.50(SL131.00買い)
ユーロ円買い50,000129.50(SL129.00売り)
ユーロドル売り50,0001.1400(SL1.1450買い)
ユーロドル買い50,0001.1300(SL1.1250売り)
豪ドル円売り50,00083.70(SL84.20買い)
豪ドル円買い50,00082.70(SL82.20売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000114.50(SL115.00買い)
ドル円買い50,000113.30(SL112.80売り)
ユーロ円売り50,000129.30(SL129.80買い)
ユーロ円買い50,000128.00(SL127.50売り)
ユーロドル売り50,0001.1370(SL1.1420買い)
ユーロドル買い50,0001.1250(SL1.1200売り)
豪ドル円売り50,00083.00(SL83.50買い)
豪ドル円買い50,00082.00(SL81.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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