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為替イブニング海外市場2022年4月27日

2022年04月27日
(コラム執筆時間:19時31分)

鈴木予想レンジ 

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円127.00~128.70
ユーロ円135.00~136.70
ユーロドル1.0550~1.0730
豪ドル円90.50~92.20
相場状況の振り返りと今後の展開予想

市場全般はウクライナ情勢の深刻化や中国経済の景気後退などを踏まえて、リスクオフの傾向が強まっている。東京株式市場もNYダウの大幅下落の影響を受け、一時600円超下げる場面も見られたが、ロックダウンに追いやられている上海総合指数が若干持ち直しており、相対的にポジション調整色を交えながら、前日比313円安に留まっている。ただ、米金利先高観測がある以上、拙速的に買い上がる雰囲気には至っておらず、もう一段の上昇局面では清算入りと見なした方が無難であろう。いずれにしても、米金利動向は来週のFOMCにおいて、0.5%の利上げが見込まれてはいるが、既に高騰している原油価格や商品価格がある程度鎮静化しない限りは、金融引き締め策のみではインフレを抑制できるかどうかは懐疑的である。また、ストップロス先行相場と化しているだけに、基本的には相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円は大型連休を控えて、調整モードに突入している。相対的には米金利の優位性を背景に底堅い展開は否めないが、明日の日銀金融政策決定会合で円安対策に対して、何らかの意志表示があるかもしれないが、サプライズは期待薄であり、引き続きレンジ幅ドル円127.00~128.70円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはウクライナ情勢が、依然として、進展の兆しもなく、相場の難易度を更に高めている。しかし、プーチン大統領の真意も計り知れないだけに、引き続きレンジ幅ユーロドル1.0550~1.0730を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、127円前後から押し目買いを勧めると共に、128円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05台半ば前後から押し目買いと共に、1.07台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円128円前後から随時実施しており、現状では128円台半ば以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は127円前後から押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、ユーロドル1.06前後から押し目買いを実施しており、現状ではユーロドル1.05台半ば前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている。

●クロス円は、ドル円127円前後ではロング、128円半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は135円前後から押し目買いと共に、136円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は90円台半ば前後から押し目買いと共に、92円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円126.70129.10
ユーロ円134.50136.85
ユーロドル1.05101.0820
豪ドル円90.3092.70

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

現在のポジション(SL&TP)
ユーロ円ショート50,000☆136.00(SL136.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0750(SL1.0560売り)
豪ドル円ショート50,000☆91.70(SL92.20買い)
2022年4月収支経過(01~27日)
通貨プラスマイナス前日
ドル円-¥40,000+¥35,000
ユーロ円+¥60,000-¥25,000
ユーロドル-¥108,700(-$800)
豪ドル円-¥120,000+¥40,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円売り50,000☆92.30(SL92.80買い)
前日の売買 海外市場
ドル円買い50,000☆127.30(SL126.80売り)
ユーロ円買い50,000★▼136.00(SL135.50売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000★△91.50(92.30ショートカバー)+¥40,000
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り50,000128.20
ドル円買い50,000126.70(SL126.20売り)
ユーロ円売り50,000☆136.00(SL136.50買い)
ユーロ円買い50,000134.50(SL134.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0750
ユーロドル買い50,0001.0580(SL1.0530売り)
豪ドル円売り50,000☆91.70(SL92.20買い)
豪ドル円買い50,00090.20(SL89.70売り)
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000128.60(SL129.10買い)
ドル円売り50,000☆△128.00(127.30ロングカバー)+¥35,000
ドル円買い50,000127.00(SL126.50売り)
ユーロ円売り50,000136.50(SL137.00買い)
ユーロ円買い50,000135.20
ユーロドル売り50,0001.0730
ユーロドル買い50,0001.0560(SL1.0510売り)
豪ドル円売り50,00092.20(SL92.50買い)
豪ドル円買い50,00091.00
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。


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