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マネパ為替分析 日刊レポート

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続“押し目買い”の好機・・・!?

2021年04月15日

◆ 崩れずも、反発もなし - 109円付近

小動き

“109円”を割り込んだドル円は、東京タイム序盤には“108.750円”へと値を落とす場面を見せました。
ただその後は“109円ライン”を挟んだ膠着に転じるなど、懸念された“下値再トライ”に発展するには至ることはありませんでした。
なお昨日発表された「米経済指標」は“好内容(輸入物価は2012年1月以来の伸び:+6.9%)”、FOMCの叩き台となる「米地区連銀経済報告〈ベージュブック〉」も『経済活動は全地域で緩やかなペースに加速』とされましたが、目立った反応は見られませんでした。


◆ ただ“巻き戻し”の可能性は存在する・・・?

「米早期引き締め観測」は浮上せず、「米10年債利回り上昇」も一服とあっては、引き続き“もう一段の下値追い”を警戒せざるを得ないのは事実です。
しかし「米10円債利回り&ドル円のネックライン(1.587%/108.402円)」はどちらも割り込んでいませんので、現時点で“頭打ち→下値再トライ”と見るのはいかにも拙速・・・?

昨日は反応しなかったものの、本日も好内容が期待される「米経済指標(小売売上高/鉱工業生産NY&フィラデルフィア連銀製造業PMI等)」は数多く予定されています。
また「日米首脳会談」を明日に控えるスケジュール感ですので、引き続き“新たなポジション構築(特に円買い)”は積極的に行われないと見るのが自然ということになります。
つまり“巻き戻し”が発生する可能性は存在するものの、少なくとも“崩れない(下値追い再トライはない)”と見るのが妥当ということになります。

昨日は動かなかったものの、本日も「切り下げたところは“押し目買い”のチャンス」との認識を持って、神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:109.596(3/31~4/14の38.2%戻し、20日移動平均線)
上値4:109.497(4/9~4/14の61.8%戻し、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:109.354(4/9~4/14の50%戻し)
上値2:109.263(ピボット2ndレジスタンス)
上値1:109.091(4/14高値、50月移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:108.926(200週移動平均線、100月移動平均線、大台)
下値1:108.838(-1σ)
下値2:108.750(4/14安値、ピボット1stサポート)
下値3:108.696(3/25安値、2/23~3/31の38.2%押し)
下値4:108.581(ピボット2ndサポート)
下値5:108.402(3/23-24安値、ピボットローブレイクアウト)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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