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マネパ為替分析 日刊レポート

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「経済指標の良し悪し」での反応は既に一巡…!?

2021年05月14日

◆ 米PPIも好内容だったが…? - 動意は乏しい

前日に続き、昨日の「米卸売物価指数(PPI)」も“上振れ予想(+5.8%)”に輪をかけた“好内容(+6.2%)”でした。
「強い米インフレ圧力」が再認識された格好といえますが、一方で「サプライズの米CPI」を経て、マーケットは“身構えていた”印象があります。
このため“肩透かし(想定内)”の印象は否めないところであり、マーケットは『噂で売って、事実で買い戻す』は地でいく動きを見せました。
「米10年国債利回りは低下(1.70%→1.65%)」「米株式は反発(NYダウは+430ドル超)」を見せる中、「ドル円は膠着(109円半ば~後半)」となっています。


◆ 「米インフレ圧力」は燻り続けるが…?

こうして“金利選好→ドル買い”“リスク回避→円買い”はいずれも緩みましたが、「米インフレ圧力」が燻り続けているのは否めないところです。
ただFRB関係者が『インフレ圧力は一時的』『緩和策を継続』とのスタンスを崩していないことを考えれば、前者が“燻り続け”ても、後者は“一時的”となる可能性が…?

本日も「米小売売上高」が予定されますので、注意しておく必要はありそうです。
それでも“過度な悲観(or期待)”をすることなく、“粛々と”「米景気動向の行方(どのくらい底堅いか等)」を確認したいところです。
週末でもありますので…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン

上値5:110.040(3/23~3/31-4/23の100%返し、大台、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:109.958(4/9高値、月足・一目均衡表先行スパン下限、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:109.861(+2σ)
上値2:109.784(5/13高値)
上値1:109.685(日足・一目均衡表先行スパン上限、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:109.447
下値1:109.305(ピボット1stサポート、+1σ)
下値2:109.236(5/11~5/13の38.2%押し、週足・一目均衡表転換線、100月移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値3:109.067(5/11~5/13の50%押し、50日移動平均線、日足・一目均衡表転換線、50月移動平均線、大台)
下値4:108.903(4/23~5/13の38.2%押し、5/11~5/13の61.8%押し、200週移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
下値5:108.718(日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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