※皆さん、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
静かに“ドル売り”が進行する中、しかし昨年末は幾分“巻き戻し”が優勢となりました。
ユーロドルは“押し戻される(1.23089ドル→1.22088ドル)”傍ら、ドル円は“下げ渋り(102.993円→103.306円)”へと転じています。
一方で“上値の重さ”は変わっておらず、「方向感定まらず」から抜け出すには至っておりません。
都市明けとなる今週は「ISM製造業/非製造景況指数(5日/7日)」「米雇用統計(8日)」が予定されており、その他にも「各国の製造業/サービス業PMI(4日/6日)」があります。
“様子見ムード”に包まれやすく、「“上値は重い”が“下値も堅い”」といった展開になりやすいと見るのが自然です。
しかし年明けマーケットが最も注目しているのは、明日予定される「米ジョージア州上院選・決選投票」になります。
ここで「民主党が2議席確保」というサプライズを演じるようなことがあれば、“トリプルブルー→大規模な財政出動→ドル売り”が意識されてもおかしくない…?
少なくともその可能性がゼロではないだけに、“ドル売り”が先行する可能性も否めない…?
基本的には「積極的な売買は手控えられる(様子見ムード)」と見られますが、“ドル売り先行→さらなる下攻め”といった展開は、常に頭の片隅に残しておきたいところです。
新たな材料(特にポジティブ要因)が跳び出してこない限り…。