マネパの豪ドル特集

豪中関係悪化懸念で豪ドル米ドルが一時急落
- 豪ドル/円 60分足 一目均衡表・MACD分析 -

2021/05/06
マネーパートナーズ

【60分足一目均衡表・MACD分析】

中国国家発展改革委員会は5月6日午前、中豪戦略経済対話の下での全ての活動を無期限に停止することを決めたと発表した。発表を受けて豪ドル米ドルは直前高値0.77560ドルから0.77011ドルへ急落、豪ドル円も4日深夜安値83.928円からの反騰を継続して84.818円まで戻していたところから84.242円へ急落した。4月29日時点で中国が豪州への観光客訪問への規制をちらつかせるなど不穏な動きがあったが、最近のバイデン政権下における対中強硬姿勢とそれに同調する豪州という流れの中で豪中関係が昨年に増して悪化する可能性が出てきた。中国は豪州に対して昨年も石炭や綿花、牛肉やワイン等で輸入規制をかけてきたが、今年も様々なプレッシャーをかけてくるのだろうと警戒されるが、まだ第一報に過ぎないため一時的な急落一服からは戻している。
豪ドル円は4月29日高値85.001円の後は84円前後を下値支持線として高値圏を維持してきた。6日午前の急落も84円割れには至っていないため、続報待ちということで売り一巡後はやや戻しつつある。現状は3月24日安値82.283円からの出直し上昇により3月18日高値85.444円へ徐々に迫ってきているところだ。7日の米雇用統計を通過してからの米長期債利回り動向とドルの強弱を見ながら3月18日高値更新へ向かうか、いったん仕切り直しの下落期に入るか試されるところだ。

60分足チャートにおける短期的な騰落リズムでは、5月4日深夜安値からの反騰で5月3日夕高値を上抜いたため、4日深夜安値を起点とした上昇期に入ったが、6日午前の急落により既に戻り一巡となった可能性が警戒される。6日昼安値84.242円割れを回避して持ち直す内は6日午前高値超えから上昇継続として6日夕から10日夕にかけての間への上昇余地ありとするが、6日昼安値割れからは下落期入りの可能性を優先して4日深夜安値試しとし、底割れの場合は7日夜から11日深夜にかけての間への下落を想定する。
60分足の一目均衡表では6日午前の急落で先行スパンから転落しかけたがその後は持ち直している。6日昼安値を割り込まないうちは上昇再開の可能性ありとみて遅行スパン好転中は高値試し優先とするが、6日昼安値割れからは両スパン揃っての悪化が顕著になるので遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。
60分足のMACDは6日昼への急落でDクロスしている。6日昼安値からやや戻しているので6日昼安値割れ回避のうちは次のGクロスから上昇再開の可能性ありとするが、6日昼安値割れからはもう一段安へ進みやすくなるとみてDクロス毎の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポントを示す。
(1)当初、5月6昼安値84.242円を下値支持線、6日午前高値84.818円を上値抵抗線とする。
(2)6日昼安値割れ回避のうちは上昇再開の可能性ありとし、6日午前高値超えからは85円台序盤への上昇を想定する。85円以上は反落警戒とするが、6日昼安値割れ回避での推移なら7日の日中も高値試しへ向かいやすいとみる。
(3)6日昼安値割れからはもう一段安へ向かい始めると仮定して4日深夜安値83.928円試しとし、底割れからは83.50円前後への下落を想定する。85.50円前後ではいったん買い戻しも入りやすいとみるが、6日昼安値を割り込んだ後も84.35円以下での推移なら7日の日中も安値試しへ向かいやすいとみる。