マネパの英ポンド特集

ポンド円は連続陽線途絶えて6日ぶりに陰線引け
- 本日のポンドはここに注目 -

2020/11/27
マネーパートナーズ

ポンド円の11月26日終値は139.159円、前日比0.652円安と下落した。取引レンジは139.792円から138.930円。
11月20日から25日まで日足は4連騰、19日からは5日連続の陽線で上昇して26日早朝には139.844円まで高値を切り上げて11月11日高値140.263円に迫っていたが、26日早朝高値の後は伸びず、夕刻からはダウ先物や欧州株が軟調推移となる中でユーロ安ドル高、ポンド安ドル高の動きとなり、ポンド円は深夜安値で138.930円まで下げて25日夜の反落時安値138.992円を割り込んだ。139円割れに対しては25日夜と同様に買い戻されているものの、現状では高値を若干切り上げた後に安値も若干切り下げた程度にとどまっているので、140円手前を上値抵抗線とし、139円前後を下値支持線とするややレンジを拡張するボックス型持ち合いに留まる可能性もあるところだが、25日未明高値を26日朝にわずかに上回ったところから両高値の中間にある谷間の安値を割り込んだことで60分足レベルでダブルトップ型を形成した可能性も考えられるので、26日深夜安値を割り込む場合はダブルトップ形成からの下落として11月19日昼安値以降の上昇に対するまとまった調整安に入る可能性もあるところを注意したい。

英国とEUのFTA交渉はまだ合意に至っていない。スナク英財務相は26日に「EUとの通商交渉で合意は可能だが、英国は犠牲を払ってでも署名するつもりはない」と述べた。またEU関係筋の話として、英国の金融機関がEU単一市場へのアクセス維持を離脱後に認めるかどうかに関する評価が年末までには終わらない可能性があるとの見通しを示したと報じられた。FTAが合意に達すれば欧州委員会が「同等性評価」制度に基づいてアクセスを認めることになるが、評価が終わらないとアクセスが規制されることで混乱を招きかねない。11月も終盤であり、市場はまだ最終的には合意に至ると楽観的だが、時間も無くなってきており、合意できても関税や金融機関アクセス等で年明けから大混乱に陥るリスクも無視できなくなっている印象だ。