マネパFX情報室

元メガバンク為替ディーラーが教えるFX初心者講座
マネパの連続予約注文で50万円の運用実績(最終回)と振り返り

2021/07/02
こんにちは、元メガバンク為替ディーラーの鈴木拓也です。

2020年11月16日からマネパFX情報室にて連載をさせて頂いておりましたが、本日で最終回となります。

最終回の今回の記事では、今までの運用実績を整理して振り返るとともに、今後の運用予定などについても記載させて頂きます。

連続予約注文の運用実績

2020年11月16日から2021年6月30日までの期間、資金50万円で連続予約注文にて運用を行いました。

最終的な実績は、累計利益が+16,682円、獲得した為替差益の合計値幅は2,070pips(2,070銭)となりました。
以下は純損益のグラフとなりますが、運用開始後、極めて順調に利益が積み上がっています。


週次利益 累計利益 評価損益
2020年11月16日

+240円

+240円

-356円

2020年11月23日

+720円

+960円

-92円

2020年11月30日

+720円

+1,680円

-4円

2020年12月 7日

+241円

+1,921円

-64円

2020年12月14日

+960円

+2,881円

-1,414円

2020年12月21日

+480円

+3,361円

-789円

2020年12月28日

-1,132円

+2,229円

0円

2021年1月4日

0円

+2,229円

0円

2021年1月11日

+720円

+2,949円

+7円

2021年1月18日

0円

+2,949円

+91円

2021年1月25日

+963円

+3,912‬円

0円

2021年2月1日

0円

+3,912‬円

0円

2021年2月8日

+480円

+4,392円

-132円

2021年2月15日

+240円

+4,632円

0円

2021年2月22日

+720円

+5,352円

0円

2021年3月1日

0円

+5,352円

0円

2021年3月8日

+480円

+5,832円

0円

2021年3月15日

+240円

+6,072円

-80円

2021年3月22日

+504円

+6,576円

0円

2021年3月29日

+480円

+7,056円

0円

2021年4月5日

+1,200円

+8,256円

-619円

2021年4月12日

+240円

+8,496円

-3,212円

2021年4月19日

+720円

+9,216円

-8,017円

2021年4月26日

+1,442円

+10,658円

-1,323円

2021年5月3日

+721円

+11,379円

-4,128円

2021年5月10日

+1,200円

+12,579円

-1,208円

2021年5月17日

+960円

+13,539円

-2,573円

2021年5月24日

+967円

+14,506円

-308円

2021年5月31日

+486円

+14,992円

-865円

2021年6月7日

+240円

+15,232円

-557円

2021年6月14日

+730円

+15,962円

+4円

2021年6月21日

+720円

+16,682円

0円



運用の振り返り

前回記事までの見出し「連続予約注文の仕組み」においても説明していますが、連続予約注文は為替レートが上下を繰り返す範囲を予想して運用を行います。

私はドル円が100~115円のレンジ内で推移すると想定し、仮にレンジをどちらかに抜ける場合は、上に抜ける可能性が高いと考えて「買→売」で条件を設定していました。
<2020年10月時点>

実際に、ドル円は運用を開始した2020年11月から2021年6月30日現在まで100~115円の範囲内で推移しており、想定した通りの値動きとなっています。
<2021年6月時点>

また、ファンダメンタルズ的な視点では、米国が金融政策正常化へと舵を切る一方で、新型コロナウイルスのワクチン普及も遅れている日本では引き続き大規模な金融緩和政策が続けられる可能性が高いと考えました。これは、日米の金融政策の方向性の違いから、外国為替市場へはドル高・円安の材料となりますので、ドル円は中長期的な視点では上昇すると予想しました。

結局、2020年11月の運用開始以降、2021年年初には一時的に円高が進行し、102円台までドル円は下落しましたが、その後は上昇トレンドを形成し、111円台まで上昇しています。
連続予約注文は為替レートが動く範囲を予想することが最初のステップですが、それに加えて、長い視点で上昇トレンドか、下降トレンドかの大局観を持つことも重要です。
もし、連続予約注文を「買→売」ではなく、「売→買」で運用をしていたら、ドル円が想定レンジ上端の115円を上に抜けなくても、含み損を抱えた売りポジションがどんどん溜まっていき、苦しい運用状況になっていたと言えます。
なので、整理すると、連続予約注文で利益を上げるには、①為替レートが動く範囲を予想する、②長期的な視点で上昇と下降の相場観を持つ、ことが重要であると考えています。

終わりに

マネパFX情報室での連続予約注文の実績公開は今回で終了となりますが、今後は私のブログ「エフ助」にて新しい運用戦略で連続予約注文の実績を公開していく予定です。

また、マネーパートナーズでは、「代用有価証券サービス」という株式をFXの証拠金として使うことができるサービスがあります。

これにより、配当金や優待狙いで持続的に成長が見込める企業の株を保有しつつ、それを元手にFXで安定した運用を行っていくこともできます。

個人的に現在最も注目しているサービスの1つであり、「配当&優待投資 × 手放しのFX運用」と、今までにない組み合わせで、新しい運用スタイルが実現できると考えております。

最後になりますが、改めて、今までご覧頂き誠にありがとうございました。
読者様の今後のご活躍をお祈り申し上げます。
口座開設
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この記事は、情報の正確性、完全性、適時性等を保証するものでは一切なく、情報の内容を予告なく変更する場合があります。
また、当該情報の利用によって生じたいかなる損害についても、一切責任を負うものではありません。
投資の最終判断は、お客さま自身で行ってくださいますようお願いします。
鈴木拓也

鈴木拓也

1987年生まれ。明治大学理工学部卒業、東京工業大学大学院修士課程修了後、2012年に株式会社三井住友銀行に入社。市場営業部門(東京本店)と香港支店にて為替カスタマーディーラー業務、インターバンクディーラー業務に従事。FXを中心とした金融投資のWebメディアを運営する株式会社フィンテラスを2018年に設立し、代表取締役に就任。You Tubeチャンネルの登録者数は7万人超(2020年10月時点)。公益社団法人 日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

株式会社フィンテラス
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