株式会社マネーパートナーズ


【ゴールドレポート夕版】2021年04月28日

ゴールド60分足分析 2021年04月28日 15:00

米長期債利回り再上昇で22日以降の安値を更新

gold

ゴールドは4月22日高値1796.8ドルから反落してきたが、23日夜安値1769.0ドル及び26日夜安値1768.7ドルの1770ドル割れを切り返していたものの27日夜の戻り高値から再び下落に転じて28日午前には1765.9ドルまで安値を切り下げている。三度目の1770ドル割れを切り返して27日夜高値を上抜き返せば底固さを示したことになるが、1770ドル割れからの戻りが鈍くさらに安値を更新するようだと切り返せなくなっての一段安入りとして下げ足も早まりかねないところだ。
3月末から4月22日への上昇は米長期債利回り低下を主要因としたものであり、その後の下落は米長期債利回りの下げ止まりから上昇し始めたことによるが、米10年債利回りが27日に1.60%を超えて28日の日中も続伸していることで上昇再開感が強まってきている。明日未明のFOMCから米長期債利回りが一段と上昇へ進むのか、再び低下するのかによりゴールドの明暗も分かれるところだ。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月20日夕安値を前回のサイクルボトム、22日午前高値を同サイクルトップとした弱気サイクル入りとして23日夕から27日夕にかけての間への下落を想定してきたが、23日夜と26日夜の1770ドル割れからいったん戻してから28日午前に安値を更新しているため、26日夜安値を直近のサイクルボトム、27日夜の戻り高値を同サイクルトップとした弱気サイクル入りとする。ボトム形成期は29日夜から5月3日夜にかけての間とするが、FOMCから強気反応となる場合及び27日夜高値を上抜き返す場合は強気サイクル入りとして30日夜から5月4日夜にかけての間への上昇を想定する。
60分足の一目均衡表では28日午前への一段安で遅行スパンが悪化、先行スパン殻も転落しているので遅行スパン悪化中の安値試し優先とする。先行スパンを上抜き返せないうちは一時的に遅行スパンが好転してもその後の悪化から下げ再開とするが、先行スパンを上抜き返すところからは上昇再開とみて遅行スパン好転中の高値試し優先とする、
60分足のMACDは27日深夜からのDクロスが続いているのでDクロス中は安値試し優先とする。1777.5ドル以下での推移中は一時的にGクロスしてもその後のDクロスから下げ再開とみるが、1777.5ドル超えへ反騰するところからは上昇再開とみてGクロス中の高値試し優先とする。
以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、28日午前安値1765.9ドルを下値支持線、1777.5ドルを上値抵抗線とする。
(2)1777.5ドル以下での推移中は一段安警戒とし、28日午前安値割れからは1750ドル台への下落を想定する。1755ドル以下は反騰注意とするが、1777.5ドル以下での推移なら29日の日中も安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)1777.5ドル超えからは反騰入りの可能性ありとみて27日夜高値1784.8ドル試しを想定し、高値更新からは1790ドルを目指す上昇を想定する。また1780ドル以上での推移なら29日の日中も高値試しへ向かいやすいとみる。

シルバー60分足分析 2021年04月28日 15:00

4月22日早朝高値へ迫るも届かず再び26ドル割れ

silver

シルバーは4月27日夜高値で26.449ドルまで戻したものの4月22日早朝高値26.598ドルには届かず、28日午前には再び26ドルを割り込んだ。23日夜安値25.836ドル割れには至っていないが、米長期債利回り上昇と明日未明のFOMCを控えた状況で手仕舞い売り優勢となっている印象だ。FOMC後に米長期債利回りが上昇再開感を強めるのか一段と低下する流れとなるのかによりゴールド及びシルバーの明暗も左右されるが、FOMC前段階で押され気味の展開となっている。

概ね3日から5日周期の短期サイクルでは、4月22日早朝高値を前回のサイクルトップ、23日夜安値を同サイクルボトムとした強気サイクル入りとして27日夕から29日朝にかけての間への上昇を想定していたが、27日夜高値からの反落で23日夜安値割れへの余裕が乏しくなっているので27日夜高値を直近のサイクルトップとした弱気サイクル入りとして28日夜から30日夜にかけての間への下落を想定する。強気転換は26.15ドルを超える反騰からとし、超えないうちは一段安警戒とするが、FOMC後に急伸する場合は強気サイクル入りの可能性ありと注意する。
60分足の一目均衡表では28日午前の下落で遅行スパンが悪化、先行スパンからも転落しているので遅行スパン悪化中の安値試し優先とするが、先行スパンを上抜き返すところからは反騰入りの可能性ありとみて遅行スパン好転中の高値試し優先へ切り替える。
60分足のMACDは28日未明からのDクロスが続いているのでDクロス中は安値試し優先とする。26.15ドル以下での推移中は一時的にGクロスしてもその後のDクロスから下げ再開とみるが、26.15ドル超えからは反騰入りとみてGクロス中の高値試し優先とする。

以上を踏まえて当面のポイントを示す。
(1)当初、25.80ドルを下値支持線、26.15ドルを上値抵抗線とする。
(2)26.15ドル以下での推移中は一段安警戒とし、25.80ドル割れからは25.60ドル前後への下落を想定する。25.60ドル以下は反騰注意とするが26.10ドル以下での推移なら29日の日中も安値試しへ向かいやすいとみる。
(3)26.15ドル手前は戻り売りにつかまりやすいとみるが、26.15ドル超えからは反騰入りの可能性ありとみて26.30ドル前後への上昇を想定する。26.30ドル以上は反落警戒とするが、26.15ドル以上での推移なら29日の日中も高値試しへ向かう可能性があるとみる。

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