鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 153.50~155.00 |
ユーロ円 | 163.80~165.30 |
ユーロドル | 1.0600~1.0750 |
豪ドル円 | 98.50~100.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
神田財務官はG7間で、為替に関するコミットメントを確認した。過度な変動や無秩序な動きは経済に悪影響を及ぼしかねないとの見解であり、政府日銀の実弾投入が市場の前提条件になりつつあり、より一層節目のドル円155円前後を意識せざるを得ない状況に置かれている。とは言え、日米金利差が縮小する気配が全くないだけに、中途半端な介入操作では一過性の円高に終わる可能性もある。当面、ドルのもう一段の上昇局面では、戻り売りに比重を置きながら、少なめのナンピン売りで対応することが一考であろう。そして鈴木財務相もイエレン米財務長官と会談し、行き過ぎた動きには適切に対応する立場を説明したと述べているが、日米金利差拡大が歴然としているだけに、最早単なる口先介入では円安に歯止めが掛からない情勢にあると判断せざるを得ないだけに、実弾投入を見極めてからの始動が得策であろう。
一方、ドル円は介入警戒感を踏まえて円キャリートレード取引は一服しており、改めて155円前後での上値の重さが意識されている。ただ不確実性要因がマーケットを席巻しており、依然として安易にどちらにも仕掛けづらい状況に変わりはない。引き続きレンジ幅ドル円153.50~155.00円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルはラガルドECB総裁の発言を受けて持ち直しているが、ECBの利下げ観測が重石となっており、依然として戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅1.0600~1.0750を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円台半ば前後から押し目買いと共に、155円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.06前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は今朝と同様に、ドル円155円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業も同様に、153円半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整主導の展開を強いられているが、依然として米ドル主導の展開にある。引き続き直近のレンジ幅を重視し、ユーロドル1.06前後から押し目買いと共に、1.07台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円153円台半ば前後ではロング、155円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は164円割れから押し目買いと共に、165円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は98円台半ば前後から押し目買いと共に、100円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 153.00 | 155.50 |
ユーロ円 | 163.30 | 165.80 |
ユーロドル | 1.0550 | 1.0800 |
豪ドル円 | 98.00 | 100.50 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 153.00 | 155.50 |
ユーロ円 | 163.30 | 165.80 |
ユーロドル | 1.0550 | 1.0800 |
豪ドル円 | 98.00 | 100.50 |
現在のポジション
ドル円ショート | 50,000 | ☆154.40(SL155.00買い) |
2024年4月収支経過(01~18日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | -¥85,000 | |
ユーロ円 | +¥60,000 | |
ユーロドル | -¥41,200(-$250) | |
豪ドル円 | +¥55,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done |
本日の売買&予定 東京市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 155.00(SL155.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 153.50 |
ユーロ円売り | 50,000 | 165.00(SL165.50買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 163.50(SL163.00売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0750(SL1.0800買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0600(SL1.0550売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 100.00(SL100.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 98.50(SL98.00売り) |
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | 155.00(SL155.50買い) |
ドル円買い | 50,000 | 153.70 |
ユーロ円売り | 50,000 | 165.30(SL165.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 163.80(SL163.30売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0750(SL1.0800買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0600(SL1.0550売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 100.00(SL100.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 98.50(SL98.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。