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マネパ為替分析 日刊レポート

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「攻防戦」はまだ続く…!?

2024年04月08日

◆ ポジティブサプライズも… - 米雇用統計

まだ足りなかった…。

注目の「米雇用統計」は総じて“強め”となり、米労働環境は依然として“底堅い”ことを示しました。
“+30.3万人(非農業部門雇用者数)”はいわゆるポジティブサプライズであり、“3.8%(失業率)”もさらに低下していました。
「米利下げ時期後ズレ」を志向するには十分な内容であり、相次ぐFRBメンバーの“タカ派寄り”発言も後を押している印象が否めないところです。
こうして米10年債利回りは“さらに上昇(→4.40%)”を見せる中、発表直後から“ドル買い”は進行しました。

一方で「円買い介入」への思惑は根強い中、予想通りに留まった“平均時給(前月比+0.3%/前年比+4.1%)”を好感して、米株式は“反発(NYダウは+300ドル超)”しています。
こうして“リスク回避→ドル買い”は緩む中、“152円台”に乗せることのないまま、先週末の取引を終えています。


◆ 週央までは“動きづらい”…?

こうして“下値の堅さ”は顕著であるものの、“上値の重さ”は如何ともしがたく、“高止まり”は継続しています。
このため「“152円”を巡る攻防戦」は今週も続くと見られます。
ただ「中東情勢緊迫化」を背景にした“リスク回避姿勢”は依然として根強いものがありますので、上値を押さえる要因となるのは「円買い介入」のみ、さすがにこれは厳しいと見るのが妥当です。

ただし今週の注目は「米CPI(10日)/PPI(11日)/輸出入物価指数(12日)」と、週央以降に集中しています。
そうなるとそれまでは“様子見”となりやすく、積極的なポジション形成は手控えられると見るのが妥当なところ…?

3日に記録した“4.42%”を米10年債利回りが超えてくると、“金利選好→ドル買い”がもう一段ギアを上げる可能性は否めませんが、それまでは“上値の重さ”を引きずる、つまり“高止まり(膠着)”は継続と見ておくべきかもしれません。
かなり煮詰まってきたと、個人的には見えるのですが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

上値5:152.906(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:152.300(90/7/6高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:152.101(+1σ)
上値2:151.964(3/27高値《年初来高値》、4/3高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.764(4/4-5高値)
前営業日終値:151.611
下値1:151.403(4/5安値後の38.2%押し、日足・一目均衡表転換線)
下値2:151.288(4/5安値後の50%押し)
下値3:151.173(4/5安値後の61.8%押し)
下値4:151.000(大台、ピボット1stサポート)
下値5:150.801(4/5安値)
150.685(20日移動平均線、3/21~3/27の76.4%押し)
150.445(ピボット2ndサポート)
150.272(3/21安値)
150.089(ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.193(14/12/8高値)
101.000(大台)
100.620(ピボットハイブレイクアウト)
100.396(4/4高値《年初来高値》、+2σ)
上値5:100.224(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:100.106()
上値3:100.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値2:99.939(4/4~4/5の61.8%戻し)
上値1:99.828(4/5高値、4/4~4/5の50%戻し水準)
前営業日終値:99.760
下値1:99.489(+1σ)
下値2:99.364(ピボット1stサポート)
下値3:99.200(4/5安値、日足・一目均衡表転換線)
下値4:99.072(4/2~4/4の61.8%押し)
下値5:98.968(ピボット2ndサポート、大台)
98.749(20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
98.649(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
98.587(4/3安値)
98.253(4/2安値)
98.166(3/28安値、3/11~3/21の61.8%押し水準)
98.063(50日移動平均線、大台)
97.721(日足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.034(15/8/19高値、大台)
194.530(15/8/20高値)
194.000(大台)
193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
193.241(+2σ)
193.000(大台)
192.234(4/4高値、3/20~4/3の61.8%戻し水準)
192.011(+1σ、大台)
191.630(4/5高値)
前営業日終値:191.598
191.142(日足・一目均衡表転換線)
191.000(大台)
190.906(20日移動平均線)
190.755(日足・一目均衡表基準線)
190.669(4/5安値、週足・一目均衡表転換線)
190.427(4/3安値、4/2~4/4の38.2%押し)
191.142(4/2~4/4の50%押し)
190.049(4/2安値、大台)
190.884(4/2~4/4の61.8%押し)
189.788(50日移動平均線)
189.536(3/18-19安値、-1σ)
189.222(日足・一目均衡表先行スパン上限)
189.000(大台)
188.586(3/14-15安値)
188.412(3/13安値)
188.320(-2σ)

《11:00》
《11:35、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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