◆ ジリジリと切り上げるも… - “上値の重さ”変わらず

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マネパ為替分析 日刊レポート

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それでも「かなり煮詰まってきた」…!?

2024年04月09日

◆ ジリジリと切り上げるも… - “上値の重さ”変わらず

“強かった”先週末の米雇用統計を背景にして、昨日も米10年債利回り上昇は継続しました。
特に昨日記した“4.42%(3日高値)”を上回ったことから、“金利選好→ドル買い”は顕著でした。
ただ「円買い介入」への警戒感は根強く、“152円”手前では急にブレーキがかかる状況も継続しています。
こうして“動くに動けない”といった様相の中、“151円後半”にて高止まりをしたまま、昨日の取引を終えています。


◆ ただ、仕掛ける材料は浮上中…?

注目の「米CPI」を明日に控えていることから、本日も「新規のポジション構築は手控えられる」と見るのが自然ということになります。
そうなると“昨日同様”と見るのが妥当であり、“151円後半”を中心とした揉み合いは継続する可能性が高いということになります。

ただ「膠着長期化」は、「変動エネルギーの蓄積」を意味するのが自然でもあります。
そうした中、3月最終週から続いてきた「上昇/下落を交互に繰り返す」という流れが、昨日の上昇にてストップしました。
モメンタムを重視する短期筋にとっては、“ドル買い”もしくは“円売り”を仕掛ける格好の材料が浮上したともいえます。
また「円買い介入」への警戒感は根強いものがありますが、「岸田首相・訪米中」というスケジュール感であるだけに、「(この期間内に)円買い介入を行えるのか?」との思惑も燻りつつあります。


◆ まだ容易とはいいがたいが…!? - “152円”超え

“151.80-152.00円”には「ドル売りオーダー」がビッシリ並んでいるとされますので、突破するのは簡単ではなく、“上値の重さ”は本日も維持されると見るのが自然ではあります。
それでも「かなり煮詰まってきた」という点だけは、頭の片隅に残しておきたいところです。
本日は難しいかもしれませんが、そろそろ蠢き出す…!?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

153.695(+2σ)
153.300(90/6/29高値)
上値5:153.000(大台)
上値4:152.373(ピボットハイブレイクアウト)
上値3:152.300(90/7/6高値)
上値2:152.143(+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値1:151.964(3/27高値《年初来高値》、4/3高値、4/8高値、大台、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:151.850
下値1:151.568(4/8安値、ピボット1stサポート)
下値2:151.370(4/5~4/8の50%押し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndサポート)
下値3:151.235(4/5~4/8の61.8%押し、ピボットローブレイクアウト)
下値4:151.000(大台)
下値5:150.899(20日移動平均線)
150.801(4/5安値)
150.272(3/21安値)
149.945(50日移動平均線、大台)
149.869(3/8~3/27の38.2%押し)
149.348(-1σ)
149.222(3/8~3/27の50%押し、日足・一目均衡表先行スパン上限/基準線、週足・一目均衡表転換線)
149.000(大台)
148.912(3/18-19安値)
148.575(3/8~3/27の61.8%押し)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.356(14/12/5高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値5:101.193(14/12/8高値)
上値4:101.000(大台)
上値3:100.844(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:100.557(+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.396(4/4高値《年初来高値》)
前営業日終値:100.282
下値1:100.000(大台)
下値2:99.890(4/5~4/8の38.2%押し)
下値3:99.758(4/5~4/8の50%押し、+1σ、ピボット1stサポート)
下値4:99.626(4/5~4/8の61.8%押し)
下値5:99.507(4/8安値)
99.293(日足・一目均衡表転換線)
99.200(4/5安値)
99.072(4/2~4/8の61.8%押し)
98.968(ピボット2ndサポート、大台)
98.749(20日移動平均線、ピボットローブレイクアウト)
98.649(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線)
98.587(4/3安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.269(15/8/18高値)
195.034(15/8/19高値、大台)
194.530(15/8/20高値)
194.000(大台)
193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
193.279(+2σ)
193.000(大台)
192.234(4/4高値、3/20~4/3の61.8%戻し水準)
前営業日終値:192.148(+1σ)
192.000(大台)
191.370(4/8安値、4/2~4/4の38.2%押し水準)
191.158(日足・一目均衡表転換線、4/2~4/4の50%押し)
191.092(20日移動平均線)
191.000(大台)
190.884(4/2~4/4の61.8%押し)
190.755(日足・一目均衡表基準線)
190.669(4/5安値、週足・一目均衡表転換線)
190.427(4/3安値)
190.049(4/2安値、大台)
189.892(50日移動平均線、-1σ)
189.536(3/18-19安値)
189.222(日足・一目均衡表先行スパン上限)
189.000(大台)
188.701(-2σ)

《11:05》
《11:35、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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