◆ 一時急落する場面が見られたが… - 結局“154円後半”

「介入催促相場」が続く中、昨日も“上値模索”は続きました。

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マネパ為替分析 日刊レポート

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本日は“自重気味”…!?

2024年04月17日

◆ 一時急落する場面が見られたが… - 結局“154円後半”

「介入催促相場」が続く中、昨日も“上値模索”は続きました。
一方で「円買い介入」への警戒感は燻り続けており、NYタイム序盤には“153.890円”へと一時急落する場面も見られました。
ただ「実弾介入」は元より「レートチェック」も確認されていませんので、ただ“まとまった規模のドル売り”が持ち込まれたと見るのが自然といえます。
いずれにしても『利下げ時期は想定より後ズレ』を示唆したパウエルFRB議長発言や、「米個人消費は大幅上方修正」とされたIMF世界経済見通しもあり、すぐさま“154円後半”へと押し戻され、そのまま昨日の取引を終えています。


◆ “過度な変動”と捉えられるリスクをわざわざ冒すか…?


こうして“キリ番(155円)”を窺い続けてはいるものの、“おっかなびっくり”とした動きは続いています。
そして本日より「G20財務相:中央銀行総裁会議(17-18日)」が行われる中、昨日は鈴木財務相が『為替を取り上げた議題はない』『議題に上がれば日本の立場をしっかり説明』と発言しています。
つまり“もう一段の上値模索”が進行するようなことがあると、「議題に格上げ」となる可能性も否めないということになります。
そのようなリスクを短期筋が冒すだろうか…?

「G20期間中の介入はしづらい」との見方があるのは事実ですが、“過度な変動”と捉えられないよう、本日も“自重気味”の展開を想定したいところです。
もちろん神経質な展開を強いられる中、“おっかなびっくり”は続くでしょうから、崩れるとは思いませんが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

157.280(90/5/10高値)
156.980(90/5/11高値)
上値5:155.870(90/6/25高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:155.450(90/6/26高値)
上値3:155.358(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:155.000(大台、ピボット1stレジスタンス)
上値1:154.785(4/16高値《年初来高値》)
前営業日終値:154.715
下値1:154.543(+2σ)
下値2:154.443(4/16安値後の38.2%押し)
下値3:154.338(4/16安値後の50%押し)
下値4:154.232(4/16安値後の61.8%押し)
下値5:154.142(ピボット1stサポート)
154.000(大台)
153.890(4/16安値、4/12~4/16の38.2%押し)
153.688(4/12~4/16の50%押し)
153.568(ピボット2ndサポート)
153.429(4/12~4/16の61.8%押し、+1σ)
153.263(4/5~4/16の38.2%押し、ピボットローブレイクアウト)
153.038(4/15安値、大台)
152.763(4/11安値、4/5~4/16の50%押し、日足・一目均衡表転換線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

100.805(4/9高値《年初来高値》)
100.647(4/10高値)
100.531(-2σ)
100.234(4/11-12高値)
100.137(ピボットハイブレイクアウト)
100.015(4/15高値、4/9~4/16の61.8%戻し、大台)
上値5:99.920(+1σ)
上値4:99.721(4/9~4/16の50%戻し、日足・一目均衡表転換線、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:99.465(4/9~4/16の38.2%戻し)
上値2:99.380(4/16高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:99.295(20日移動平均線)
前営業日終値:99.028(日足・一目均衡表基準線、大台)
下値1:98.853(週足・一目均衡表転換線)
下値2:98.587(4/3安値、4/16安値、ピボット1stサポート)
下値3:98.491(50日移動平均線)
下値4:98.253(4/2安値、ピボット2ndサポート)
下値5:98.166(3/28安値)
98.000(大台)
97.905(ピボットローブレイクアウト)
97.647(日足・一目均衡表先行スパン上限、100日/20週移動平均線)
97.564(3/19安値)
97.247(3/13安値、3/15安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表基準線)
97.007(3/12安値、大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.269(15/8/18高値)
195.034(15/8/19高値、大台)
194.530(15/8/20高値)
194.000(大台)
193.756(15/8/21高値)
193.533(3/20-21高値《年初来高値》)
193.119(+2σ)
193.000(大台)
192.912(4/10高値)
192.812(4/16高値)
192.369(+1σ)
前営業日終値:192.239
192.000(大台)
191.648(4/16安値)
191.531(20日移動平均線)
191.454(日足・一目均衡表転換線)
190.973(日足・一目均衡表基準線、大台)
190.870(-1σ)
190.755(週足・一目均衡表転換線)
190.526(50日移動平均線)
190.392(4/15安値)
190.120(-2σ)
189.995(4/12安値、大台)
189.536(3/18-19安値)
189.159(日足・一目均衡表先行スパン上限)
189.000(大台)
188.586(3/14-15安値)

《10:55》
《11:40、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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