◆ “ホップ・ステップ・ジャンプ”… - “147円台”到達

上放れ…。

植田" />

FX・CFD・証券取引のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > “分水嶺”に差し掛かっているだけに…!?
マネパ為替分析 日刊レポート

最新の記事

“分水嶺”に差し掛かっているだけに…!?

2024年10月03日

◆ “ホップ・ステップ・ジャンプ”… - “147円台”到達

上放れ…。

植田日銀総裁が『緩和度合いを見極める時間は十分ある』を繰り返す中、ADP雇用統計は“好内容(14.3万人)”を示しました。
このため“円売り+ドル買い”が進行しましたが、昨日のマーケットを動意づけたのは石破新首相の以下の発言でした。

 『追加利上げをするような環境にはない』

“個人的には”との前置きこそあったものの、マーケットはこれを“日銀追加利上げに否定的”と捉えました。
順番的には“植田総裁→石破首相→ADP雇用統計”の並びでしたが、いわゆる“ホップ・ステップ・ジャンプ”となって、ドル円を“146円半ば(昨日高値は146.504円)”へと押し上げました。
そして当該ラインは“高市トレードの高値(146.489円)”ということもあって、これを突破した本日東京タイムには“147.235円”へと駆け上がるに至っています。


◆ ただ“テクニカルの壁”が待ち構えている…?

テクニカル的に見ると、前記した本稿執筆時までの高値は“9/3高値(147.196円)”をわずかに上回ったに過ぎません。
一方で“日足・一目均衡表の雲(147.098-151.820円)”は分厚く、突破するのは容易ではないと見るのが自然ということになります。
このためすぐ上にある“8/20高値(147.340円)”を突破するようなことがあると、さらに“ストップロスを絡めた上伸”が期待される反面、そうでなければ“押し戻される”可能性を秘めた分水嶺ということに…?

パウエルFRB議長は“利下げを急がない”と繰り返し、一方で石破首相は“追加利上げに否定的”とのスタンスを示しただけに、「日米金利格差縮小」という観点では“緩みがち”と見るのが自然です。
このため“もう一段の上値模索”は十分に期待される局面とは考えますが、それでも“昨日からの上昇スピード”に加えて、前記“テクニカルの壁”を踏まえれば…?
少なくとも“利益確定売り”は入りやすく、一旦“下押す”は想定しておくべきかもしれません。
そして次なる問題となるのは、そこで“下値固め”をできるかということに…?


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

148.370(週足・一目均衡表先行スパン上限)
148.047(8/19高値、大台)
上値5:147.512(ピボット1stレジスタンス)
上値4:147.340(8/20高値)
上値3:147.196(9/3高値)
上値2:147.090(日足・一目均衡表先行スパン下限、20月移動平均線)
上値1:147.000(大台)
前営業日終値:146.474(+2σ)
下値1:146.000(大台)
下値2:145.669(10/1~10/2の23.6%押し)
下値3:145.397(50日移動平均線、9/30~10/2の23.6%押し)
下値4:145.153(10/1~10/2の38.2%押し)
下値5:145.000(大台)
144.819(+1σ)
144.736(10/1~10/2の50%押し)
144.646(9/30~10/2の38.2%押し)
144.589(月足・一目均衡表基準線)
144.432(100週移動平均線、日足・一目均衡表転換線、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

102.018(7/11~8/5の61.8%戻し、大台)
101.771(7/30高値)
101.592(ピボット1stレジスタンス)
上値5:101.492(7/26高値)
上値5:101.405(100日移動平均線、+2σ)
上値5:101.228(7/29高値、20週移動平均線)
上値5:101.000(大台)
前営業日終値:100.839
下値1:100.584(10/1安値後の23.6%押し)
下値2:100.216(9/27~10/2の23.6%押し、10/1安値後の38.2%押し)
下値3:100.073(200日移動平均線)
下値4:100.000(大台)
下値5:99.812(10/1安値後の50%押し)
99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、9/27~10/2の38.2%押し)
99.405(50週移動平均線、9/27~10/2の50%押し、10/1安値後の61.8%押し、ピボット1stサポート)
99.121(9/27~10/2の61.8%押し)
99.000(大台、10/1安値後の76.4%押し)
98.687(10/2安値、9/27~10/2の76.4%押し)
98.454(日足・一目均衡表転換線)
98.350(10/1安値、+1σ)
98.092(9/30安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.000(大台)
195.969(9/27高値、100日移動平均線、+2σ、大台)
195.694(20週移動平均線)
195.000(大台)
194.458(9/27~9/30の76.4%戻し、10/2高値)
前営業日終値:194.352
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.274(9/30~10/2の23.6%押し)
193.000(大台)
192.910(200日移動平均線)
192.565(9/30~10/2の38.2%押し)
192.332(日足・一目均衡表転換線)
191.993(9/30~10/2の50%押し、大台)
191.904(+1σ)
191.420(9/30~10/2の61.8%押し)
191.136(50週移動平均線)
191.000(大台)
190.711(9/30~10/2の76.4%押し)
190.415(10/2安値)
189.964(日足・一目均衡表先行スパン下限、50日移動平均線、大台)

《10:55》
《11:45、テクニカルライン追記》

このページの先頭へ

このページの先頭へ

プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

FX取引(外国為替証拠金取引)、商品CFD取引、証券取引、および暗号資産CFD取引(暗号資産関連店頭デリバティブ取引)に関するご注意


【パートナーズFXおよびパートナーズFXnano】
パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。パートナーズFXおよびパートナーズFXnanoの取引に必要な証拠金は、取引の額の4%以上の額で、証拠金の約25倍までの取引が可能です。法人コースの建玉必要証拠金金額は原則、一般社団法人金融先物取引業協会が算出した通貨ペアごとの為替リスク想定比率を取引の額に乗じて得た額とします。為替リスク想定比率とは、金融商品取引業等に関する内閣府令第117条第31項第1号に規定される定量的計算モデルを用い算出します。但し、一般社団法人金融先物取引業協会が為替リスク想定比率を算出していない通貨ペアにつきましては、一般社団法人金融先物取引業協会と同様の算出方法にて当社が算出した為替リスク想定比率を使用しております。取引手数料は無料です。なお、外貨両替については1通貨あたり0.20円、受渡取引については1通貨あたり0.10円の手数料をいただきます。

【CFD-Metals】
CFD-Metalsは、取引時の価格またはスワップポイントの変動、およびスワップポイントは支払いとなる場合があることにより、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。CFD-Metalsの取引に必要な証拠金は、取引の額の5%以上の額で、証拠金の約20倍までの取引が可能です。

【証券】
国内上場有価証券の売買等に当たっては、最大で約定代金の2.75%の手数料(消費税込み)、最低手数料は取引形態等により異なり最大で2,750円(消費税込み)をいただきます。有価証券のお預りが無く、一定期間証券口座のご利用が無い場合等は、別紙 ①「手数料等のご案内」に記載の 証券口座維持管理手数料1,100円(消費税込み)をいただきます。国内上場有価証券等は、株式相場、金利水準、為替相場、不動産相場、商品相場等の価格の変動等および有価証券の発行者等の信用状況(財務・経営状況を含む)の悪化等それらに関する外部評価の変化等を直接の原因として損失が生ずるおそれ(元本欠損リスク)があります。

【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

取引開始にあたっては契約締結前書面を熟読、ご理解いただいた上で、ご自身の判断にてお願い致します。

〈商号〉株式会社マネーパートナーズ(金融商品取引業者・商品先物取引業者)
〈金融商品取引業の登録番号〉関東財務局長(金商)第2028号
〈加入協会〉日本証券業協会 一般社団法人金融先物取引業協会 日本商品先物取引協会 一般社団法人日本暗号資産取引業協会

このページの先頭へ

FX(外為取引)・証券のマネパHOME > マーケット情報 > FXコラム > マネパの為替分析 日刊レポート > “分水嶺”に差し掛かっているだけに…!?