◆ 米雇用統計でさらに“上伸(急伸)”… - 一時“149円台”

さらに上伸(急伸)…。

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“明確に上放れた”とはいい難いのが実状…!?

2024年10月07日

◆ 米雇用統計でさらに“上伸(急伸)”… - 一時“149円台”

さらに上伸(急伸)…。

注目の「米雇用統計」は軒並み“好内容(NFP/失業率/平均時給のトリプルパンチ)”となり、「米ソフトランディング期待」はさらに高まっています。
「米大幅利下げ観測」は後退し、米10年債利回りが“急上昇(→3.98%)”を見せる中で、“ドル買い”が促されました。

一方で「石破首相・所信表明演説」を経て、「日銀追加利上げ観測」はさらに緩んだことから、“円売り(戻し)”も加速しています。
“8/20高値(147.340円)/週足・一目均衡表先行スパン上限(148.370円:当時)”を相次いで上回ったドル円は、“149円台(先週末高値は149.006円)”へと駆け上がって、先週末の取引を終えています。


◆ 「150円の大台ラインはすぐそこ」だが…?

こうなると「さらなる上値模索の有無」が、週明けとなる本日のポイントということになってきます。
そして“8/15高値(149.371円)”を上回るようなことがあると、テクニカル的には「150円の大台ラインはすぐそこ」ということになってくるだけに注意が必要といえます。

ただ後退しているとはいえ、「日米金利格差縮小」という方向性に大きな変化はありません。
一方で「米インフレ動向→米雇用動向」へとすでにテーマ移行したとはいえ、週末にかけては「米CPI(10日)/米PPI(11日)」が行われます。
特に前者は“6ヶ月連続鈍化(+2.5%)”となった前月より、“さらに鈍化(+2.3%予想)”が見込まれています。
そうなると“利回り低下→ドル売り”が改めて促されかねず、その前に予定される「FOMC議事要旨(9日)」を見極めたいとの思惑が台頭しても何ら不思議ではない…?


◆ 上抜けたはずの“週足・一目均衡表の雲上限”も、実は…!?

“明確に上放れた”という格好になりますので、安易に流れに逆らうことはリスクが高いといえます。
それでも“ストップロス”を絡めた上昇ということを踏まえれば、一旦は“利益確定売り”が入ると見るのが妥当といえそうです。
特に前記“週足・一目均衡表先行スパン上限(本日は149.074円)”が切り上がったことで、まだ明確に上抜けたとはいい難い状況でもありますので…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
150.189(50週移動平均線)
上値5:150.000(大台)
上値4:149.776(8/2高値、ピボット1stレジスタンス)
上値3:149.371(8/15-16高値)
上値2:149.074(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値1:149.006(10/4高値、大台)
前営業日終値:148.657
下値1:148.369(10/4安値後の23.6%押し)
下値2:148.230(+2σ)
下値3:148.000(大台)
下値4:147.902(10/4安値後の38.2%押し)
下値5:147.525(10/4安値後の50%押し)
147.268(9/30~10/4の23.6%押し)
147.171(20月移動平均線、10/4安値後の61.8%押し)
147.000(大台)
146.881(日足・一目均衡表先行スパン下限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

102.228(+2σ)
102.100(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:102.018(7/11~8/5の61.8%戻し、大台)
上値4:101.771(7/30高値)
上値3:101.564(ピボット1stレジスタンス)
上値2:101.492(7/26高値)
上値1:101.274(10/3-4高値、100日移動平均線)
前営業日終値:101.027(大台、20週移動平均線)
下値1:100.828(10/4安値後の38.2%押し)
下値2:100.651(10/4安値後の50%押し)
下値3:100.473(10/4安値後の61.8%押し)
下値4:100.253(10/4安値後の76.4%押し、ピボット1stサポート)
下値5:100.119(200日移動平均線)
100.000(大台、+1σ)
99.897(10/4安値)
99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.651(9/27~10/3の50%押し)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

199.472(7/30高値)
199.000(大台)
198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.000(大台)
196.909(+2σ)
195.969(9/27高値、大台)
195.830(100日移動平均線)
195.527(10/4高値、20週移動平均線)
前営業日終値:195.088(大台)
194.771(10/4安値後の23.6%押し)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、9/30~10/4の23.6%押し、10/4安値後の38.2%押し)
194.000(大台)
193.689(10/4安値後の50%押し)
193.540(+1σ)
193.250(9/30~10/4の38.2%押し、10/4安値後の61.8%押し)
193.052(200日移動平均線、大台)
192.666(10/4安値後の76.4%押し)
192.546(9/30~10/4の50%押し)
192.000(大台)
191.842(9/30~10/4の61.8%押し)
191.731(10/4安値)
190.972(9/30~10/4の76.4%押し、大台)
190.415(10/2安値、日足・一目均衡表先行スパン下限、50週移動平均線)


《11:05》
《11:55、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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