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マネパ為替分析 日刊レポート

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より“上値の重さ”を意識も、“神経質な揺れ動き”に注意…!?

2024年10月08日

◆ “利益確定売り”進行… - 一時“147円半ば”へ

昨日は主だった米経済指標もなく、米雇用統計後に強まった「米大幅利下げ観測後退」は継続しています。
ただ「石破ショック(高市トレードの巻き戻し)」で付けた“9/30安値(141.640円)”からはすでに“1週間で7.5円強上昇”していますので、いわゆる“往き過ぎの調整(利益確定売り)”が昨日は入りました。
さらに「三村財務官の円安けん制」も加わったこともあり、今朝方には“147.573円”へと値を落とすに至っています。


◆ 「米ソフトランディング期待」が幾分緩む中…?

米10年債利回りは“8/8以来の4%超え(高値は4.03%)”を記録していますので、冒頭で記したように「米大幅利下げ観測後退」は継続していると見るのが自然です。
一方で昨日はNYダウが“下落(△398ドル)”したこともあり、「米ソフトランディング期待」は幾分後退したと見るのが妥当です。
そうなると「中東情勢悪化」への思惑は根強いだけに、“下値はしっかり(金利選好)”より“上値の重さ(リスク回避)”が勝ると見るのが妥当ということにもなります。


◆ さらに“テクニカル”の後押しを踏まえれば…!?

もちろんこれは“円買い”だけでなく“ドル買い”にも機能しかねない要因となるだけに、一概にいうことはできません。
ただ先週末急伸の要因の一つとなった「週足・一目均衡表の雲突破」ですが、その雲が切り上がって(当時148.370円→現在149.074円)”います。
“昨日高値(149.123円)”がほぼ同水準であることを踏まえれば、実は“超え切れていない”ということに・・・。

「米大幅利下げ観測後退」「米ソフトランディング期待」、そして「中東情勢悪化懸念」に挟まれて“動きづらい”状況ですが、“上値の重さ”をより意識したい局面と考えたいところです。
もちろん“下値はしっかり”を想定しながらにはなりますが…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

149.776(8/2高値)
149.660(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:149.371(8/15-16高値)
上値4:149.123(10/7高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:149.000(大台)
上値2:148.924(ピボット1stレジスタンス)
上値1:148.681(+2σ)
前営業日終値:148.188
下値1:148.000(大台)
下値2:147.850(10/7安値)
下値3:147.651(ピボット1stサポート)
下値4:147.357(9/30~10/4の23.6%押し)
下値5:147.171(20月移動平均線、ピボット2ndサポート)
147.000(大台)
146.886(日足・一目均衡表先行スパン下限)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.492(7/26高値)
101.404(10/7高値)
上値5:101.285(100日移動平均線)
上値4:101.010(20週移動平均線、大台、ピボット1stレジスタンス)
上値3:100.956(10/7高値後の76.4%戻し)
上値2:100.679(10/7高値後の61.8%戻し)
上値1:100.455(10/7高値後の50%戻し)
前営業日終値:100.143(200日移動平均線)
下値1:100.000(大台、+1σ)
下値2:99.844(10/7安値)
下値3:99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、9/27~10/4の50%押し)
下値4:99.504(50週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値5:99.317(9/27~10/4の61.8%押し)
99.000(大台)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.969(9/27高値、大台)
195.613(10/7高値、100日移動平均線)
195.527(20週移動平均線)
195.027(10/7高値後の76.4%戻し、大台)
194.665(10/7高値後の61.8%戻し)
194.373(10/7高値後の50%戻し)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、10/7高値後の38.2%戻し)
194.000(大台)
前営業日終値:193.859
193.724(+1σ)
193.344(10/7安値、9/30~10/7の38.2%押し水準)
193.118(200日移動平均線)
193.000(大台)
192.589(9/30~10/7の50%押し)
192.000(大台)
191.875(9/30~10/7の61.8%押し)
191.731(10/4安値)
191.387(50週移動平均線)
190.992(9/30~10/7の76.4%押し、大台)
190.639(日足・一目均衡表先行スパン下限、20日移動平均線)

《10:45》
《11:30、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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