新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコGDPは堅調】
31日に発表された第2四半期のGDPは前年同期比で3.8%増となり予想の3.5%を上回りました。個人消費が15.6%と強かったのですが、消費の増加で輸入が増加して純輸出が減少した分はGDPを押し下げました。政府最終消費は5.3%になりました。
5月の選挙を控えて財政刺激策が経済成長を支えました。
USD/TRY 1時間足BIDチャート
先週のドルリラは25.7174~26.7277のレンジで1.28%の上昇になりました。前週予想を上回る利上げで25.1267リラまで下落しましたが、その後リラは売られ高値圏で終了しました。26.74リラ付近がレジスタンスになっており、ここが抜けなければ再びリラ買いの流れになると予想。25~26.8リラのレンジを予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は5.374~5.531円のレンジで0.31%の上昇になりました。前週は5.739円まで上昇しましたが75日線がレジスタンスとなり5.374円まで下落しました。5.4円付近に25日線が位置し、このレベルがサポートとして機能しています。このレベルがサポートされれば5.4~5.75円のレンジを予想します。
【生産者物価は低下】
31日に発表された7月の生産者物価指数は前月比-0.3%から0.2%に上昇しましたが予想の0.4%は下回りました。前年比は4.8%から2.7%に低下し予想の2.9%も下回りました。数字発表後ドルランドは18.70から18.85ランドに上昇しました。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.42~18.9341のレンジで1.94%の上昇となりました。先週ランドは売られましたが19.25ランド付近が中期的なレジスタンスとなっています。18.25ランド付近もサポートとなり18.25~19.25ランドのレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.679~7.95円のレンジで1.01%の下落となりました。ランド円は中期的には7.5~8.07円のレンジで6.9円からの上昇トレンドが続いています。7.5円が維持できれば上昇トレンド継続で短期的には75日線が位置する7.65円付近がサポートとなり7.65~7.9円のレンジを予想します。
【為替ヘッジプログラム縮小】
31日に外国為替委員会はメキシコ中銀がペソ安定のために行っている為替ヘッジプログラムを段階的に縮小すると発表しました。このプログラムは2017年から開始されましたが、為替市場は十分な流動性があり、秩序ある環境に戻っているとしました。
USD/MXN 日足BIDチャート
発表後ドル高ペソ安となり17.1921ペソまで行きましたが17.0822ペソで終了し週間では2.09%の上昇となりました。
17.20ペソに75日移動平均線が位置し、ここが抜けなければ16.68~172.20ペソのレンジ、抜ければ17.40ペソへの上昇を予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
ペソ円は28日に8.776円と高値まで上昇しましたが発表を受けて8.452円まで下落し8.554円で終了し週間で1.94%の下落となりました。
8.45円が短期的なサポートとなり、ここが維持できれば8.45~8.65円のレンジ、下抜けすれば8.3円付近への下落を予想します。
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