新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【海外投資家の資金流入が増加】
11日発表の10月の経常収支は1億8600万ドルの黒字になりました。予想は7.5憶ドル。8日までの週に外国人投資家によるトルコへの証券投資は14.5億ドルとなり2017年以降で最大になりました。トルコ国債の買い越しは8億9140万ドル、トルコ株の買い越し額は5億6240万ドルとなりました。
外国人投資家の投資額が増えたのはエルカン・トルコ中銀総裁が積極的に利上げを行っていること、市場の信頼が高いシムシュキ財務相が海外でエルカン総裁とともに投資家説明会を開いて投資を呼び込んでいることがあげられます。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは28.75~29.048のレンジで0.28%の上昇となりました。上昇トレンドは継続しています。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.788~5.049円のレンジで1.83%の下落となりました。ここまでの安値5.03円を下抜けしたことで下落が続き4.788円と安値を更新しました。節目の5円付近がレジスタンスとなり4.8~5円のレンジを予想します。
【コアCPIが高止まり】
11月のCPIは前月比-0.1%と10月の0.9%から大きく低下し予想の0.1%も下回りました。前年比は5.5%となり10月の5.9%から鈍化しました。予想は5.6%でした。コアCPIは前月比0.2%と10月の0.4%を下回りましたが予想の0.1%は上回りました。前年比は4.5%と10月の4.4%、予想の4.4%上回りました。
燃料価格は低下しましたが、食品価格が前年比9%と予想を上回る上昇になりました。
USD/ZAR 週足BIDチャート
先週のドルランドは18.098~19.1306のレンジで3.12%の下落となりました。18ランド付近に一目の雲下限、75日移動平均線が位置し18~19ランドのレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.547~7.82円のレンジで2.03%の上昇となりました。7.55円付近をサポートして反発しましたが、7.9円付近に一目の雲下限がありレジスタンスになる可能性があり7.55~7.9円のレンジを予想します。
【政策金利を据え置き】
14日の会合でメキシコ中銀は政策金利を11.25%に据え置くことを全会一致で決定しました。据え置きは予想通りで6会合連続となりました。
声明文ではインフレ率を目標の3±1%に戻すために当面は政策金利を現行水準に据え置く必要があると表明するとともに2025年第2四半期にインフレ目標を達成できるという予想を維持しました。
今回タカ派的なスタンスを維持したことで来年2月の次回会合での利下げ期待は遠のきました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.1611~17.335のレンジで0.01%の上昇となりました。一目の転換線、75日移動平均線が位置する17.5ペソ付近がレジスタンスになり17~17.5ペソのレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.147~8.437円のレンジで0.6%の下落となりました。8.15円が短期的なサポートになっており一目の雲下限の8.4円付近がレジスタンスのレンジになっています。8.15を下抜けする場合は前回安値8.07円付近への下落を予想します。
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