新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀総裁辞任】
エルカン・トルコ中銀総裁は2日に誹謗中傷から家族を守るために辞任すると発表しました。両親が中銀を私物化しているとの報道も否定しました。エルドアン大統領は後任にカラハン副総裁を後任に示しました。
地元メディアではエルカン氏の父親が中銀で正式な役職についていないにもかかわらず業務にかかわっているという疑惑が報じられていました。
カラハン氏はニューヨーク連銀のエコノミストの経験があります。
シムシェキ財務相は、経済計画は中断することなく継続すると述べました。
エルカン総裁の辞任を受けてドルリラはリラ安が一段と進みました。
USD/TRY 1時間足BIDチャート
先週のレンジは30.1267~30.5231で0.42%の上昇となりました。30.20付近がサポートされ、30.50付近がレジスタンスになっており、ここを超えて30台後半への上昇を予想します。
TRY/JPY 4時間足BIDチャート
先週のリラ円は4.717~4.873円のレンジで0.04%の下落となりました。総裁辞任のニュースで一時4.72円まで下落しましたが、ドル円が148円台に反発したことで4.86円台に反発しています。4.9円がレジスタンスになっており、ここを超えられないようだと4.75~4.9円のレンジを予想します。
【ランドはレンジが継続】
31日に発表された12月の貿易収支は140.6億ランドとなり11月の205.6億ランド、予想の150億ランドを下回りました。1日に発表された1月製造業PMIは12月の50.9から43.6に低下しました。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.5463~18.922のレンジで0.88%の上昇となりました。昨年10月以降の高値19.20が依然としてレジスタンスになっています。一方18.50付近に一目の雲が位置しサポートレベルとして機能しています。18.50~19.20のレンジを予想します
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.793~7.916円で0.32%の下落となりました。7.6円割れからの上昇トレンドは続いており、短期的には7.8円がサポートになっています。ただ7.9円付近もレジスタンスになっており7.8~7.9円のレンジが続いています。7.9円を完全に上抜けすれば8円付近への上昇を予想します。
【メキシコ成長率鈍化】
30日発表されたメキシコの23年第4四半期GDP速報値は前期比0.1%増、前年比2.4%増となりました。それぞれ予想の0.4%、3.1%を下回りました。第1次産業は-1.1%、第2次産業もさえず、第3次産業がかろうじて成長しました。
弱い数字を受けてメキシコ中銀が次回2月8日の会合で11.25%の政策金利を引き下げるのではないかとの観測が出てきています。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.0284~17.2753のレンジで0.02%の下落となりました。17.40付近に一目の雲の下限が位置、ここがレジスタンスになり雲の下限に沿って上値が押さえられています。一方で17ペソ付近がサポートとして機能しています。17ペソを下抜けする場合は前回安値16.80ペソ付近への下落、17ペソが維持される場合は17~17.40のレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.476~8.663円のレンジで0.64%の上昇となりました。8.5円が短期的なサポートになり8.5~8.75円のレンジを予想します。
FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-