◆ “下値模索”は健在だが… - “先週末安値”に面合わせ

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マネパ為替分析 日刊レポート

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陰の極みに達したか…!?

2024年03月12日

◆ “下値模索”は健在だが… - “先週末安値”に面合わせ

エヌビディア急落に伴って昨日は日経平均も急落(一時1,100円超安)となり、“リスク回避→巻き戻し”が先行しました。
また「日銀早期金融政策正常化」への思惑も根強く、“円買い”も並行して進行しています。
こうしてドル円は東京タイムで“先週末安値(146.480円)にあと5銭”と迫ると、欧州タイムには“ほぼ面合わせ(146.485円)”へと押し下げられました。
もっとも“割り込む”には至っておらず、その後は緩やかに“下値を削り”ました。

一方で翌日に「米CPI」を控えていることもあり、全般的には“ドル買い(戻し)”も先行しています。
これは「ドル・インデックス」を見ると顕著ですが、如何せん、3営業日連続で円が“最強通貨”とあって“戻りも限定的”となっています。
こうして米10年債利回りも“プラス圏(4.09%)”で引けたものの、“上値の重さ”を引きずったまま、昨日の取引を終えています。


◆ “下振れよりも上振れ”が意識されやすい…? - 米CPI

その「米CPI」が予定されていますので、ドルに関しては発表まで“積極的な売買は抑制的”と見るのが自然といえます。
ただ“円主導”にて動意づかないとも限らないだけに、“もう一段下値模索”は警戒せざるを得ないところがあります。

もっともその「米CPI」では、“下振れよりも上振れ”が意識されやすいのが実状でもあります。
事前予想でコアは“小幅鈍化(+3.7%)”が見込まれていますが、「利下げを急がなければならない」ほどの数値とはいえません。
一方で総合は“+3.1%”が想定されていますが、昨年6月に“+3.0%”をつけて以降、なかなか鈍化が進んでおりません。
そうなると「インフレ高止まり」が想起されやすく、マーケットが期待する「利下げ時期前倒し」は再び後ズレする可能性も否めない…?

“弱め”ともなれば“ドル売り”がもう一段進行しておもおかしくないところですが、基本的には“下値は堅い”を前提としたいところです。
そして場合によっては“巻き戻し(ドル買い戻し)”が一気に進行する展開を期待しながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※米CPIが予定されていますので、さらに値幅を拡大しております。

148.663(2/28~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表基準線/転換線、-1σ)
148.124(3/8高値、50日移動平均線、2/28~3/11の38.2%戻し)
148.000(大台)
上値5:147.842(週足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:147.667(100日移動平均線)
上値3:147.513(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:147.269(20週移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:147.141(3/11高値、-2σ)
前営業日終値:146.946(大台)
下値1:146.574(ピボット1stサポート)
下値2:146.480(3/8-11安値)
下値3:146.247(2/2安値、200日移動平均線、ピボット2ndサポート)
下値4:146.117(日足・一目均衡表先行スパン上限)
下値5:146.076(週足・一目均衡表基準線、大台)
145.897(2/1安値、ピボットローブレイクアウト)
145.584(1/16安値、23/12/28~24/2/13の50%押し)
144.976(日足・一目均衡表先行スパン下限、大台)
144.800(1/15安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

99.052(2/23高値《年初来高値》、大台)
98.823(2/26高値、+2σ)
98.618(2/27高値)
98.546(2/28高値)
98.438(+1σ)
98.211(3/6高値、3/8高値、2/23~3/11の61.8%戻し)
98.072(3/7高値)
97.977(2/23~3/11の50%戻し、20日移動平均線、ピボットハイブレイクアウト、大台)
上値5:97.723(2/23~3/11の38.2%戻し、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:97.623(日足・一目均衡表先行スパン上限/転換線)
上値3:97.556(日足・一目均衡表転換線)
上値2:97.424(3/11高値、50日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.256(週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:97.185(20週移動平均線)
下値1:97.037(100日移動平均線、大台)
下値2:96.851(2/9安値、3/11安値、2/1~2/23の61.8%押し、ピボット1stサポート)
下値3:96.647(ピボット2ndサポート)
下値4:96.422(2/7-8安値、ピボットローブレイクアウト)
下値5:96.284(2/6安値)
96.123(2/5安値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
96.055(週足・一目均衡表基準線、大台)
95.922(200日移動平均線)
95.459(2/1安値、月足・一目均衡表転換線)
95.030(23/12/18安値、50週移動平均線、大台)
94.727(23/12/15安値)
94.561(23/12/14安値)
94.164(23/12/8安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

193.000(大台)
192.000(大台)
191.509(+2σ)
191.412(15/8/24高値)
191.311(2/26高値《年初来高値》)
191.191(3/4高値)
191.044(3/5高値、大台)
190.678(3/6高値、+1σ)
190.163(3/7高値)
189.963(3/4~3/11の61.8%戻し、大台)
189.852(20日移動平均線)
189.715(3/8高値)
189.584(3/4~3/11の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
189.205(3/4~3/11の38.2%戻し)
189.062(3/11高値、-1σ、大台)
188.729(日足・一目均衡表基準線)
前営業日終値:188.282
188.198(-2σ)
187.932(2/15安値、3/11安値、50日移動平均線、大台)
187.856(2/12安値)
187.762(週足・一目均衡表転換線)
187.548(2/1~2/26の61.8%押し)
187.000(大台)
186.845(2/8安値)
186.147(2/5-7安値、20週移動平均線)
186.000(大台)
185.886(100日移動平均線)
185.797(1/17安値)
185.365(日足・一目均衡表先行スパン上限)
185.000(大台)
184.942(1/16安値)
184.817(週足・一目均衡表基準線)
184.213(1/15安値)
184.034(200日移動平均線、大台)
183.065(1/2~2/13の61.8%押し)

《11:25》
《11:55、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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