◆ “巻き戻し”先行… - 一時“148円台”

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マネパ為替分析 日刊レポート

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流れは変わった…!?

2024年03月13日

◆ “巻き戻し”先行… - 一時“148円台”

期待通り、昨日は“巻き戻し”が加速しました。

まず昨日は『個人消費は非耐久財消費に弱めの動きが窺える』との植田日銀総裁発言を機に、“円売り戻し”が進行しました。
これに『米CPIの結果を見極めたい』との思惑が絡み合い、東京タイム終盤にかけて“147円半ば”へと押し戻されていきました。
そしてその後は『日銀、3月のマイナス金利解除の是非を議論へ』との報道が流れても、概ね“揉み合い”を続けて、注目の米CPIを迎えました。


◆ 結果は“強め”も、不可解な動き…? - 米CPI

いずれも結果は“強め(前月比+0.4%/前年比+3.2%、コア+0.4%/+3.8%)”となり、米10年債利回りは“上昇(4.09%→4.13%)”しました。
ただ米株式も発表直後から“上昇”するなど、かなりマチマチの相場付きを見せています。
この背景には「コア前年比は2021年5月以来の伸び」「スーパーコアが+0.5%割れに伸び鈍化」があると見られますが、かなり不可解な動きだったといえます。
それでも最終的には「米10年債入札(390億ドル)」の影響にて“4.17%”へとさらに上昇したことで「米早期利下げ観測」は緩んでいます。


◆ すでに“織り込み済”の印象有…!? - 日銀絡み

こうして「米早期利下げ観測」は一旦テーマから外れた可能性が高く、そうなると今度は再び「日銀早期利上げ観測」がテーマ化する展開が否めないところです。
特に本日は「春闘の集中回答日」となることから、その結果次第では“円買い”が再燃しないとも限らない点には注意が必要といえます。

ただ前記『日銀、3月のマイナス金利解除の是非を議論へ』との報道が流れても、“円買い”が大きく進行することはありませんでした。
マーケットではすでに「3月or4月のマイナス金利解除」が織り込んでしまった感はありますが、前日までの“円買い材料に敏感/円売り材料には鈍感”という雰囲気とは一線を画しています。
そうなると“円買い”への過度な期待は、逆に“大きなリスク”となる可能性も…?

短期金融市場では「米6月利下げ」の確率をまだ“70%弱”織り込んだままですので、完全に“ドル買い(戻し)”へと反転したわけではありません。
しかし“円買い+ドル売り”という両翼の一つが欠けた以上…。
自ずと“下値は限定的”と考えたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

149.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
148.663(2/28~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
148.598(日足・一目均衡表転換線)
上値5:148.321(ピボット1stレジスタンス)
上値4:148.256(50日移動平均線、-1σ)
上値3:148.124(3/8高値、3/12高値、2/28~3/11の38.2%戻し水準)
上値2:148.000(大台)
上値1:147.842(週足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:147.674(100日移動平均線)
下値1:147.492(3/8~3/12の38.2%押し)
下値2:147.299(3/8~3/12の50%押し、20週移動平均線)
下値3:147.105(3/8~3/12の61.8%押し)
下値4:147.000(大台、-2σ)
下値5:146.824(ピボット1stサポート)
146.620(3/12安値)
146.480(3/8-11安値)
146.383(日足・一目均衡表先行スパン上限)
146.247(2/2安値、200日移動平均線)
146.076(週足・一目均衡表基準線)
145.973(ピボット2ndサポート、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.823(2/26高値、+2σ)
98.618(2/27高値)
98.546(2/28高値、ピボットハイブレイクアウト)
98.435(+1σ)
上値5:98.211(3/6高値、3/8高値、2/23~3/11の61.8%戻し)
上値4:98.072(3/7高値、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:97.977(2/23~3/11の50%戻し、20日移動平均線、大台)
上値2:97.838(ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.698(3/12高値2/23~3/11の38.2%戻し、、日足・一目均衡表基準)
前営業日終値:97.563(日足・一目均衡表転換線)
下値1:97.456(50日移動平均線)
下値2:97.256(週足・一目均衡表転換線)
下値3:97.197(20週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:97.007(3/12安値、100日移動平均線、大台)
下値5:96.851(2/9安値、3/11安値、2/1~2/23の61.8%押し)
96.732(ピボット2ndサポート)
96.623(日足・一目均衡表先行スパン上限)
96.422(2/7-8安値、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

193.000(大台)
192.000(大台)
191.540(+2σ)
191.412(15/8/24高値)
191.311(2/26高値《年初来高値》)
191.191(3/4高値)
191.044(3/5高値、大台)
190.678(3/6高値、+1σ)
190.163(3/7高値)
189.963(3/4~3/11の61.8%戻し、大台)
189.818(20日移動平均線)
189.715(3/8高値)
189.584(3/4~3/11の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
189.209(3/12高値、3/4~3/11の38.2%戻し水準)
189.000(大台)
前営業日終値:188.943(-1σ)
188.734(日足・一目均衡表基準線)
188.052(50日移動平均線、-2σ、大台)
187.932(2/15安値、3/11-12安値)
187.856(2/12安値)
187.762(週足・一目均衡表転換線)
187.548(2/1~2/26の61.8%押し)
187.000(大台)
186.845(2/8安値)
186.147(2/5-7安値、20週移動平均線)
185.949(100日移動平均線、大台)
185.797(1/17安値)
185.432(日足・一目均衡表先行スパン上限)
185.000(大台)

《11:20》
《12:00、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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