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マネパ為替分析 日刊レポート

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“方向感定まらず”も、“下値の堅さ”がより意識される…!?

2024年03月14日

◆ “巻き戻し”先行も、“上値の重さ”は健在 - “147円後半”

昨日は「春闘・集中回答日」でしたが、“満額回答”が相次ぎました。
このため「日銀早期金融政策正常化」への思惑はさらに高まりました。
ただすでに先週半ばからの観測報道にて“織り込み済”の印象も強く、逆にドル円は“巻き戻し(円売り)”が目立ちました。
植田日銀総裁が『総合的に点検した上で適切に判断」と前日に続き踏み込んだ発言を行わなかったことも、こうした動きを後押ししたと見られるところです。

もっとも米10年債利回りが“5日以来水準(4.19%)”へと上昇しても、前記“巻き戻しで付けた高値(148.046円)”を超えるには至りませんでした。
当然“前日の米CPI時高値(148.117円)”に迫ることもできておらず、“上値の重さ”を引きずったまま、昨日の取引を終えているのが実状といえます。


◆ ただ「日銀絡み」も一旦テーマから外れた…?

こうして「連合の第1回回答集計(15日)」を待つ格好になりましたので、「米早期利下げ観測」に続き、「日銀早期金融正常化観測」も一旦テーマから外れた印象は否めないところがあります。
そうなると“方向感定まらず”となりやすく、特に東京タイムに関しては“動きづらい”と見るのが妥当といえます。
ただ本日は「米PPI/小売売上高/新規失業保険申請件数」が予定されていますので、NYタイムにはまたぞろ思惑が蠢き出す…?


◆ “50日線”を超えられるかが目先のポイント…!?

テクニカル的に見ると、“200日移動平均線(本日は146.334円)”手前で支えられた後、昨日は“100日移動平均線(本日は147.628円)”を超えて取引を終えました。
ただ“50日移動平均線(同148.256円)”にまだ届いていない状況では…?

“下値の堅さ”がより意識されやすい状況とは考えますが、現時点の材料では“上値の重さ”もまだ引きずると見ておくべきかもしれませんね。
動くとすれば“上方向”との見方を継続しながら…。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

149.366(3/7高値)
149.178(2/28~3/8の61.8%戻し)
148.950(ピボットハイブレイクアウト、大台)
148.663(2/28~3/8の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
上値5:148.598(日足・一目均衡表転換線)
上値4:148.498(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:148.256(50日移動平均線、-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値2:148.124(3/8高値、3/12高値、2/28~3/11の38.2%戻し水準)
上値1:148.046(3/13高値、大台)
前営業日終値:147.774(週足・一目均衡表転換線)
下値1:147.628(100日移動平均線)
下値2:147.321(20週移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:147.232(3/13安値)
下値4:147.105(3/8~3/12の61.8%押し)
下値5:147.000(大台)
146.922(日足・一目均衡表先行スパン上限)
146.839(-2σ、ピボット2ndサポート)
146.620(3/12安値)
146.480(3/8-11安値、ピボットローブレイクアウト)
146.334(200日移動平均線)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

99.463(14/12/10高値)
99.052(2/23高値《年初来高値》、大台)
98.823(2/26高値、+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
98.618(2/27高値)
上値5:98.546(2/28高値)
上値4:98.440(+1σ、ピボット2ndレジスタンス)
上値3:98.211(3/6高値、3/8高値、2/23~3/11の61.8%戻し)
上値2:98.072(3/7高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:97.954(3/13高値、2/23~3/11の50%戻し、20日移動平均線、大台)
前営業日終値:97.842
下値1:97.767(日足・一目均衡表基準線)
下値2:97.556(日足・一目均衡表転換線)
下値3:97.480(50日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:97.247(3/13安値、週足・一目均衡表転換線、20週移動平均線)
下値5:97.094(100日移動平均線)
97.007(3/12安値、大台、ピボット2ndサポート)
96.851(2/9安値、3/11安値、2/1~2/23の61.8%押し)
96.701(ピボットローブレイクアウト)
96.623(日足・一目均衡表先行スパン上限)
96.422(2/7-8安値)
96.284(2/6安値)
96.123(2/5安値)
96.042(日足・一目均衡表先行スパン下限、週足・一目均衡表基準線、大台)
95.922(200日移動平均線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

191.513(+2σ)
191.412(15/8/24高値)
191.311(2/26高値《年初来高値》)
191.191(3/4高値)
191.044(3/5高値、大台)
190.678(3/6高値、+1σ)
190.163(3/7高値)
189.963(3/4~3/11の61.8%戻し、大台)
189.850(20日移動平均線)
189.715(3/8高値)
189.541(3/13高値、日足・一目均衡表転換線、3/4~3/11の50%戻し)
前営業日終値:189.108(日足・一目均衡表基準線)
188.952(-1σ、大台)
188.412(3/13安値)
188.176(50日移動平均線)
188.099(-2σ)
187.932(2/15安値、3/11-12安値、大台)
187.856(2/12安値)
187.762(週足・一目均衡表転換線)
187.548(2/1~2/26の61.8%押し)
187.000(大台)
186.845(2/8安値)
186.147(2/5-7安値、20週移動平均線)
186.025(100日移動平均線、大台)
185.914(日足・一目均衡表先行スパン上限)

《10:30》
《12:05、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。


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