◆ “流動性回帰”は叶わず・・・ - “157円台”で膠着

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マネパ為替分析 日刊レポート

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「ポジション調整主体」は緩みがち…!?

2024年12月30日

「マネパ為替分析 日刊レポート」の配信は、年内は本日が最後となります。今年1年、ありがとうございました。 新年は1月6日(月)を予定しておりますので、来年もよろしくお願いいたします。

◆ “流動性回帰”は叶わず・・・ - “157円台”で膠着

クリスマス休暇を明けた欧州勢がマーケットに回帰したものの、流動性は回帰し切れない状況は続きました。
このため「新規のポジション構築」は相変わらず手控えられたままであり、「ポジション調整主体」の展開を余儀なくされています。
こうして3日連続で“4.6%台”へ上昇した米10年債利回りに引っ張られる格好で“157.950円”へ上値を伸ばしたドル円でしたが、“158円台”に到達することはありませんでした。


◆ ただ本日より「2025年取引」は実質スタート

“動意の乏しい”を地で往く展開といわざるを得ませんが、ただ本日から「2025年取引(スポット取引の受け渡しが年明け)」が実質的にスタートします。
「日銀1月利上げ見送り」「米利下げペース鈍化」との思惑がある以上、金利面を背景にした“ドル買い・円売り”には高水準で“安心感”が台頭しやすいと見るのが妥当な状況ともいえます。

テクニカル的なポイントとなるのは、先週末も記した“7/16高値(158.850円)”と見られます。
当該水準を「このまま窺うのか…?」、それとも円買い介入(口先介入含む)を警戒して「足踏みするのか…?」はまだ微妙ですが、ただ「ポジション調整(利益確定売り)主体・・・?」は幾分緩んだと見て、神経質な揺れ動きに対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※年末・年始に際し、いつも少し値幅を拡大して記載しておきます。

161.000(大台)
160.000(大台)
159.441(7/12高値)
159.186(+2σ)
159.000(大台)
上値5:158.850(7/16高値)
上値4:158.623(7/17高値、ピボットハイブレイクアウト)
上値3:158.324(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:158.085(12/26高値、ピボット1stレジスタンス)
上値1:157.950(12/27高値、大台)
前営業日終値:157.873
下値1:157.499(ピボット1stサポート)
下値2:157.350(12/27安値)
下値3:157.273(12/20~12/26の38.2%押し)
下値4:157.076(12/26安値、+1σ、12/20~12/26の50%押し、ピボット2ndサポート)
下値5:156.967(12/25安値、12/17~12/26の23.6%押し、大台)
156.890(12/24安値、ピボットローブレイクアウト)
156.771(12/20~12/26の61.8%押し)
156.461(12/20~12/26の76.4%押し)
156.286(12/23安値、12/17~12/26の38.2%押し)
155.959(12/20安値、大台)
155.855(12/3~12/26の23.6%押し)
155.710(日足・一目均衡表転換線)
155.627(12/17~12/26の50%押し、週足・一目均衡表先行スパン上限)
155.046(12/17~12/26の61.8%押し、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

100.652(200日移動平均線)
100.579(週足・一目均衡表先行スパン下限)
100.293(11/26高値)
100.019(50週移動平均線、大台)
99.748(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.217(11/27高値、11/20~12/6の61.8%戻し)
98.965(週足・一目均衡表転換線、大台)
上値5:98.850(+2σ、ピボットハイブレイクアウト)
上値4:98.753(11/28高値、12/19高値、100日移動平均線)
上値3:98.580(20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
上値2:98.445(12/26高値)
上値1:98.286(12/27高値、日足・一目均衡表基準線、ピボット1stレジスタンス)
前営業日終値:98.126(日足・一目均衡表先行スパン下限、+1σ)
下値1:98.000(大台)
下値2:97.842(ピボット1stサポート)
下値3:97.780(12/27安値)
下値4:97.641(12/23安値、12/25安値)
下値5:97.558(ピボット2ndサポート)
97.438(12/20安値、20日移動平均線)
97.270(日足・一目均衡表転換線、12/19安値後の50%押し、ピボットローブレイクアウト)
97.000(大台)
96.890(100週移動平均線、12/19安値後の61.8%押し)
96.730(-1σ)
96.000(大台、-2σ)
95.808(12/19安値)
95.618(12/9安値)
95.521(12/6安値)
95.324(9/18安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

203.600(7/22高値)
203.000(大台)
202.000(大台)
201.169(7/24高値)
201.000(大台)
200.000(大台)
199.807(10/30高値)
199.559(11/7高値)
199.216(+2σ)
199.000(大台)
198.939(12/19高値)
198.794(週足・一目均衡表先行スパン上限)
198.709(12/27高値)
前営業日終値:198.529
198.000(大台)
197.402(+1σ)
197.207(12/27安値)
197.019(12/26安値、大台)
196.670(12/25安値)
196.600(12/24安値)
196.302(12/23安値)
195.991(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
195.754(12/20安値)
195.561(50日移動平均線)
195.226(200日移動平均線)
195.000(大台)
194.794(12/3~12/19の38.2%押し、20日移動平均線)
194.065(12/19安値、週足・一目均衡表基準線、50週移動平均線、大台)
193.824(週足・一目均衡表転換線)
193.634(12/16安値)
193.514(12/3~12/19の50%押し、日足・一目均衡表基準線)
193.372(100日移動平均線)

《10:55》
《11:25、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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