◆ “金利選好→ドル買い”から緩やかに値を戻す…

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マネパ為替分析 日刊レポート

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やはり“過度な期待”は禁物…!?

2025年02月03日

◆ “金利選好→ドル買い”から緩やかに値を戻す…

『トランプ関税導入は3/1に延期』との一部報道を機に、先週末のドル円は“値を落とす”場面が見られました。
しかしホワイトハウスがすぐさま“否定”したことから“堅調推移”は維持される中、米10年債利回りが“上昇(4.58%)”を背景にした“金利選好→ドル買い”が目立ちました。

一方でNYダウは“反落(337ドル安)”して引けるなど、“リスク回避→円買い”も併存しています。
このため“上値の重さ”を引きずったままという“小動き”を強いられたドル円は、“小幅高(終値は155.190円)”で先週末の取引を終えています。

◆ ただ週明けは“リスク回避→円買い”でスタート…

もっとも実際に関税が導入されると、「報復関税→世界的な貿易戦争」への懸念が台頭しており、週初オープニングは“リスク回避→円買い”がより目立っています。
ただし冒頭で記した“金利選好→ドル買い”も併存していますので、“一方向への動意”は限定されています。
こうしてドル円は“下へ上への乱高下”というのが実状といえそうです。


◆ “方向感定まらず”はまだ続いていると見るべき…?

この「相反する動き」が併存しているだけに、本日はその力関係次第で“如何様にも振れる”といった展開を想定せざるを得ないところです。
そして「日米首脳会談」を7日に控えるスケジュール感とあっては、「対日関税発動の有無」を巡る思惑(発言)がいつ飛び出さないとも限らないという状況になります。
オープニング時の“円買い”の後、本稿執筆時は急速に“巻き戻し(ドル買い)”が進行していますが、このまま上値を模索するかは微妙といわざるを得ない・・・?


◆ テクニカル的には“もう一段”も期待されるが…!?

“日足・一目均衡表の雲上限(本日は154.494円)”に跳ね返された格好となるだけに、テクニカル的には“下値の堅さ→もう一段の巻き戻し”が期待される局面といえます。
ただ前記「相反する動き」を踏まえれば、やはり“過度な期待”は禁物と考えておきたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

156.752(1/23高値)
156.580(1/24高値)
156.249(1/27高値、20日移動平均線、日足・一目均衡表基準線、1/10~1/27の50%戻し)
156.076(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:155.968(1/28高値、大台)
上値4:155.788(1/29高値)
上値3:155.633(ピボット1stレジスタンス)
上値2:155.455(1/28~1/30の76.4%戻し)
上値1:155.246(1/30高値、日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:155.190
下値1:155.089(-1σ)
下値2:154.955(50日移動平均線、大台)
下値3:154.797(1/28安値後の50%戻し)
下値4:154.541(1/28安値後の61.8%戻し)
下値5:154.494(日足・一目均衡表先行スパン上限)
154.284(週足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート、1/28安値後の76.4%戻し)
154.000(大台)
153.919(1/31安値)
153.793(1/30安値、-2σ)
153.715(1/27安値、12/3~1/10の50%押し水準)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

98.243(1/27高値、+1σ)
98.000(週足・一目均衡表基準線、1/24~1/31の76.4%戻し、大台)
97.772(日足・一目均衡表先行スパン下限)
97.649(ピボット2ndレジスタンス)
97.504(1/28高値、1/24~1/31の61.8%戻し)
97.334(1/29高値、20日移動平均線)
上値5:97.162(100週移動平均線、1/24~1/31の50%戻し)
上値4:97.010(日足・一目均衡表基準線、週足・一目均衡表転換線、ピボット1stレジスタンス、大台)
上値3:96.943(1/31高値)
上値2:96.801(日足・一目均衡表転換線)
上値1:96.451(-2σ)
前営業日終値:96.378(-1σ)
下値1:96.000(大台)
下値2:95.602(1/31安値、ピボット1stサポート)
下値3:95.521(12/6安値)
下値4:95.324(9/18安値)
下値5:95.000(大台、ピボット2ndサポート)
94.706(9/17安値)
94.331(ピボットローブレイクアウト)
94.000(大台)
93.885(9/16安値)
93.590(9/11安値)
93.421(8/6安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

195.008(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
194.769(1/10高値、1/24高値)
194.653(1/27高値)
194.378(50週移動平均線)
194.288(100日移動平均線)
194.103(週足・一目均衡表先行スパン上限/転換線、日足・一目均衡表基準線、20日移動平均線)
194.030(1/28高値、大台)
193.948(日足・一目均衡表先行スパン下限、1/24~1/30の76.4%戻し)
193.759(1/29高値、50日移動平均線)
193.461(1/24~1/30の61.8%戻し)
193.293(1/30高値)
193.215(週足・一目均衡表先行スパン下限)
193.038(1/31高値、1/24~1/30の50%戻し水準、大台)
前営業日終値:192.381
192.000(大台)
191.763(週足・一目均衡表基準線)
191.188(1/31安値)
191.000(大台、-1σ)
190.580(20月移動平均線、1/17~1/24の76.4%押し)
190.467(1/21安値)
190.000(大台)
189.886(1/20安値)
189.321(1/17安値)
189.000(-2σ、大台)
188.088(12/3安値、大台)
187.411(9/19安値)
187.128(100週移動平均線)

《11:10》
《11:45、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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