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ロスカットとは?
FX取引では、お客様の資産を守るため、ある一定の損失が発生した際に、これ以上損失が拡大してしまわないように自動的に取引を終了させるロスカットというルールがあります。
当社では一定間隔で時価評価の値洗いを行う純資産評価を採用しており、純資産評価が行われた時点で証拠金維持率(建玉必要証拠金合計額に対する純資産額の比率)が、個人の場合は40%~100%の間で20%刻みに設定した値(初期設定は40%)、法人の場合は100%以下になっていた場合、自動的にお客様の未決済建玉全てを成行注文にて決済するロスカットが執行されます。
注:自動決済の執行時にレートが配信されていない通貨ペアの建玉がある場合には、当該建玉以外の建玉全てを成行注文にて処分し、残玉につきましては、その時点での証拠金維持率の水準により次のとおり取扱います。
・証拠金維持率が設定したロスカット水準以下(法人の場合は100%以下)の場合:レート配信が再開し次第、残玉の全てを成行注文にて処分します。
・証拠金維持率が設定したロスカット水準超(法人の場合は100%超)の場合:残玉は処分せず、その後の純資産評価により判断します。
証拠金維持率の計算式
維持率は以下の計算方法によって求めることができます。
最低証拠金と基準額
具体的な計算方法について、例を交えて紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
ロスカットの計算方法例
ロスカット水準が40%に設定されてる場合
通貨ペアの前営業日終値 | 10,000通貨あたりの 建玉必要証拠金金額 |
ロスカット基準額 | ロスカットまでの値幅(※) |
---|---|---|---|
135円 | 54,000円 | 21,600円 | 3.24円 |
130円 | 52,000円 | 20,800円 | 3.12円 |
125円 | 50,000円 | 20,000円 | 3円 |
120円 | 48,000円 | 19,200円 | 2.88円 |
115円 | 46,000円 | 18,400円 | 2.76円 |
※建玉必要証拠金金額は通貨ペアの前営業日終値によって変動します。詳しくはこちらをご覧ください。
取引通貨ペア・必要証拠金
追加証拠金制度について
個人のお客様が、ロスカット水準を証拠金維持率の80%以下に設定されている場合、下記の計算式においてお客様のポジション状況により、「追加証拠金(追証)」が発生する場合がございます。
上記の計算式がマイナスの値となった場合、各営業日終了時点で追加証拠金が発生します。
※営業日終了時点での証拠金維持率が100%未満の場合に追加証拠金が発生します。追加証拠金が発生した場合は、追加証拠金額を充当するために、追加証拠金額以上のご入金(振替・移動)もしくは未決済ポジション(建玉)の一部または全部の決済を当社が定めた時刻(18時)までに行ない、追加証拠金を解消していただく必要がございます。
※未決済ポジションの評価益の増加による追加証拠金の解消はできません。
※定められた時刻までに、追加証拠金額の解消がなされない場合は、その時点での未決済ポジション(建玉)の全てを成行注文にて強制決済させていただきますのでご注意ください。
※当該成行注文の執行時にレートが配信されていない通貨ペアの建玉がある場合には、当該建玉以外の建玉全てが成行注文にて決済されます。残玉につきましては、当該強制決済により追加証拠金が解消されていない場合にはレート配信が再開し次第、残玉の全てが成行注文にて決済され、追加証拠金が解消されていた場合には残玉は決済されません。
※追加証拠金の解消期限は、通常は追証発生日の当該営業日18時までとなりますが、クリスマスや年末年始等の特殊な時期においては変更される場合があります。
※追加証拠金が発生している状態での振替・移動による出金はできません。追加証拠金が発生した場合には、ご登録いただいているメールアドレスにご通知させていただくほか、取引画面内に表示されます。
具体的な計算方法について、例を交えて紹介しています。詳しくはこちらをご覧ください。
追加証拠金について
ロスカットの前にアラーム通知でお知らせ
当社の外国為替証拠金取引では、純資産評価額が建玉必要証拠金の140%および120%を下回ると、それぞれプレアラーム通知・アラーム通知と称して、ご登録いただいているメールアドレスに通知メールを送信させていただいております。また取引画面上ではプレアラーム・アラーム・自動ロスカット基準額が表示されています。ロスカットを避けるために、余裕を持ったご資産での運用、また逆指値注文をなされることをおすすめします。なお、プレアラーム通知、アラーム通知はそれぞれ1日1回のみの送信となります。
ご注意
値動きが激しい場合や、また週が変わるときなどにスリッページが発生する場合がございます。このスリッページが発生すると、当初想定していたロスカット基準額よりも大きな損失が発生する場合がございますので、ご注意ください。なおその結果、純資産額がマイナスとなった場合には、マイナス分をご入金いただく必要がございます。