いわゆる「石破トレード(高市トレードの巻き戻し)」は、早々に収束しました。
逆にその石破首相の『(個人的には)追加利上げをするような環境にはない』発言は、幅広い通貨に対して“円売り”をもたらしました。
一方で先週発表の米経済指標は“好内容”が多く、「米大幅利下げ観測」は後退するなど、「米ソフトランディング期待」は高まっています。
ダメを押したのが週末の米雇用統計であり、“8/20高値(147.340円)/週足・一目均衡表先行スパン上限(148.370円:当時)”を相次いで上回ったドル円は、“149円台(先週末高値は149.006円)”へと駆け上がっていきました。
こうなると“さらなる上値模索”は想定せざるを得ず、“150円の大台ライン”に向けて動きも期待されるところといえます。
ただし上回ったように見えた前記“週足・一目均衡表の雲上限”も、実は“149.074円”へと切り上がってきています。
そうなると“明確に上回った”とは現時点ではいい難く、“ストップロス”を絡めた上昇だったと見られる点を踏まえれば、“(一旦の)利益確定売り”は入ってしかるべしと見るのが妥当なところ…?
もちろん「日銀早期利上げ観測後退」を踏まえれば、“下値は堅い”と見るのが自然であるのは事実です。
それでも「自公過半数割れ(衆議院選挙)」との憶測が漂う中、「揺れ動く石破首相発言」という不透明要素も抱えているとあっては…?
前記“(一旦の)利益確定売り”を基本としつつ、“振り回される”展開を念頭に置きながら、臨機応変に立ち回りたいところです。
《12:40》
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