◆ 初日の「関税導入」は見送られ… - トランプ大統領就任式
注目の「トランプ大統領就任式」は、恙なく終わりました。
ただ就任初日の「関税導入」が見送られたこともあり、その後は幅広い通貨に対して“ドル売り”が進行しています。
この影響にてドルは対ユーロ・対ポンドでの下落幅が“2023年11月14日以来最高”を記録する中、ドル円は再び“155円半ば”へと値を落とし、本日に入って“155円割れ(安値は154.907円)”を示現するに至っています。
もっともその後は“156.287円”へと噴き上げる場面を見せるなど、まだ“方向感定まらず”といわざるを得ないのが実状といえます。
◆ このため“方向感定まらず”は続くと見られるが・・・?
『メキシコ・カナダに25%関税を検討』
『2月1日実施予定』
前記噴き上げの要因はこの「トランプ発言」だったように、決して「関税見送り」は恒久的なものではありません。
このため“米インフレ上昇→米利下げ観測後退→ドル買い”という場面も、今後も時折見られる可能性は残ります。
ただ予想されたほど“強硬ではない”というのも事実であるだけに、すでにマーケットは“織り込み済”と考えるのが妥当なところ…?
そうなると「噂で買って、事実で売る」というセオリー通りの動きになっても、何ら不思議ではないことに・・・?
◆ 次なるポイントは「日銀追加利上げの有無」…!?
次なるポイントとなるのは、「日銀追加利上げの有無」と見られます。
そしてその条件の一つとなっているのが、「トランプ政権誕生後のマーケットの混乱具合い」です。
“揺れ動き”はしているものの、現時点で“大混乱”には至っていないことを踏まえれば、いつ「日銀利上げ実施→円買い」との思惑が浮上してもおかしくないところ…?
“方向感定まらず”はまだ続くと見られますが、やはり“上値の重さ”を意識しつつ、“リスクは下方向”との認識はしっかりと持っておきたいところです。
◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。
157.380(1/10~1/17の61.8%戻し)
157.195(20日移動平均線)
上値5:157.000(大台、ピボット2ndレジスタンス)
上値4:156.919(1/10~1/17の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
上値3:156.582(1/20高値)
上値2:156.296(-1σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:156.020(日足・一目均衡表基準線、大台)
前営業日終値:155.592
下値1:155.411(1/20安値、-2σ)
下値2:155.347(1/17~1/20の76.4%押し)
下値3:155.141(ピボット1stサポート)
下値4:154.965(1/17安値、12/3~1/10の38.2%押し、大台)
下値5:154.879(50日移動平均線)
154.691(ピボット2ndサポート)
154.438(12/19安値)
154.176(週足・一目均衡表先行スパン上限)
◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン
98.965(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
98.868(+2σ)
98.655(1/8高値、100日移動平均線)
98.424(1/9高値、20週移動平均線、ピボット2ndレジスタンス)
98.274(+1σ、週足・一目均衡表転換線)
98.195(1/10高値)
上値5:98.021(ピボット1stレジスタンス、大台)
上値4:97.951(1/14高値)
上値3:97.888(1/15高値)
上値2:97.769(1/20高値、日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:97.654(20日移動平均線)
前営業日終値:97.598
下値1:97.490(日足・一目均衡表基準線)
下値2:97.241(日足・一目均衡表転換線)
下値3:97.115(1/17~1/20の38.2%押し)
下値4:97.041(100週移動平均線、-1σ、大台)
下値5:96.913(1/17~1/20の50%押し、ピボット1stサポート)
96.671(1/20安値、1/17~1/20の61.8%押し)
96.487(-2σ、1/17~1/20の76.4%押し)
96.267(週足・一目均衡表基準線、ピボット2ndサポート)
96.057(1/17安値、大台)
◆ ポンド円 抵抗・支持ライン
195.000(大台)
194.769(1/10高値)
194.564(20日移動平均線)
194.282(50日/50週移動平均線)
194.133(12/30~1/17の50%戻し、日足・一目均衡表基準線)
193.948(日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
193.783(100日移動平均線)
193.516(週足・一目均衡表転換線)
193.185(1/13高値、週足・一目均衡表先行スパン下限)
192.991(1/15高値、日足・一目均衡表先行スパン下限、12/30~1/17の38.2%戻し、大台)
192.015(1/20高値、大台)
191.870(-1σ)
前営業日終値:191.741
191.379(1/17~1/20の23.6%押し)
190.986(1/17~1/20の38.2%押し、大台)
190.668(1/17~1/20の50%押し)
190.350(1/17~1/20の61.8%押し)
190.109(20月移動平均線)
189.952(週足・一目均衡表基準線、1/17~1/20の76.4%押し、大台)
189.886(1/20安値)
189.321(1/17安値)
189.000(大台、-2σ)
《10:50》
《11:30、テクニカルライン追記》
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