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いわゆる「トランプトレード」がもう一段巻き戻される中、昨日は茂木・自民党幹事長による「日" />

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マネパ為替分析 日刊レポート

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それでも“自ずと下値は限定的”との見方は堅持したい…!?

2024年07月24日

◆ さらに“巻き戻し”進行 - 一時“155円台”

いわゆる「トランプトレード」がもう一段巻き戻される中、昨日は茂木・自民党幹事長による「日銀利上げ催促発言」も加わりました。
このためキャリートレード絡みの“円売り”が一段と巻き戻される格好となり、ドル円は“155円台”へと再び押し下げられています。
一方で米10年債利回りは緩やかに上昇しており、対ユーロでは“ドル買い”が目立つなど、それほど緩んでいるわけではありません。
このためポジション調整の一環と見るのが自然な状況であり、ドル円も節目の“155円ライン”を前に足踏みしているというのが実状といえます。


◆ こうなると“もう一段”は意識せざるを得ないが…?

昨日発表の米中古住宅販売件数は“予想を下回り(389万件)”、一方で米2年債入札(690億ドル)は“良好”でした。
このため米10年債利回りは“上値の重さ”が意識されやすく、場合によっては“円売り”がさらに巻き戻される展開には注意が必要といえます。
特に本日は各国で製造業/サービス業PMIが予定されていますが、欧・英は“上昇”、米国は“低下”が見込まれているだけに、なおさらといえます。

ただテクニカル的に見ると、“心理的な節目(155円ライン)”の手前に“100日移動平均線(本日は155.387円)”が控えています。
“日足・一目均衡表の雲(同155.883-156.276円)”を一時下回ったとはいえども、それでどこまで加速できるかは微妙なところ…?

前記したように“もう一段の巻き戻し”に比重を置かなければならなくなりつつありますが、それでもまだ“自ずと下値は限定的”との見方は堅持したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

156.984(7/19~7/23の61.8%戻し、大台)
156.713(7/19~7/23の50%戻し)
156.626(ピボット1stレジスタンス)
上値5:156.441(7/19~7/23の38.2%戻し)
上値4:156.276(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:156.000(大台)
上値2:155.883(日足・一目均衡表先行スパン下限)
上値1:155.746(20週移動平均線)
前営業日終値:155.642
下値1:155.563(7/23安値)
下値2:155.366(7/18安値、100日移動平均線)
下値3:155.119(6/7安値、ピボット1stサポート)
下値4:155.000(大台、-2σ)
下値5:154.783(6/5安値)
154.527(6/4安値、ピボット2ndサポート)
154.000(大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

104.921(-1σ)
104.845(ピボット2ndレジスタンス)
104.674(7/19~7/23の61.8%戻し)
104.348(7/23高値、7/19~7/23の50%戻し)
上値5:104.143(日足・一目均衡表先行スパン上限)
上値4:104.001(7/19~7/23の38.2%戻し、大台)
上値3:103.905(ピボット1stレジスタンス)
上値2:103.584(7/19~7/23の23.6%戻し)
上値1:103.093(-2σ)
前営業日終値:102.964(大台)
下値1:102.845(6/5安値、20週移動平均線)
下値2:102.688(100日移動平均線)
下値3:102.602(5/13安値、6/4安値)
下値4:102.415(週足・一目均衡表基準線、ピボット1stサポート)
下値5:102.070(5/9安値)
101.969(ピボット2ndサポート、大台)
101.825(5/8安値)
101.633(日足・一目均衡表先行スパン下限)
101.585(5/7安値、月足・一目均衡表転換線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

203.600(7/22高値、7/11~7/23の38.2%戻し)
203.263(7/16~7/23の50%戻し、日足・一目均衡表転換線)
203.000(大台)
202.895(7/19~7/23の61.8%戻し)
202.668(7/16~7/23の38.2%戻し、週足・一目均衡表転換線)
202.580(-1σ)
202.484(7/19~7/23の50%戻し)
202.073(7/19~7/23の38.2%戻し、大台)
201.803(50日移動平均線)
201.000(大台)
前営業日終値:200.870
200.782(-2σ)
200.396(6/19安値、6/21安値)
200.021(6/18安値、大台)
199.729(5/3~7/11の50%押し)
199.364(6/4~7/11の76.4%押し)
199.168(日足・一目均衡表先行スパン上限)
199.067(6/17安値、大台)
198.923(6/14安値)
198.752(5/3~7/11の61.8%押し)
198.401(6/7安値)

《10:40》
《11:45、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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