「米大幅利下げ観測後退」が継続する中、「米ソフトランディング期待」も緩むことはありませんでした。
このため“金利選好→ドル買い”となる中、“リスク選好→ドル買い・円売り”も依然として並列しています。
こうして押さえ込まれていた“心理的な節目(150円ライン)”を突破した17日には、“150.311円”へと上値を伸ばしました。
一方で「高値達成感」が蔓延する中、週末には「(三村財務官の)円安けん制発言」も加わりました。
その他には特段の材料もなく、「週末要因」も重なったこともあり、“149.364円”へと押し戻されるなどその後は“ポジション調整”主体の展開となっています。
こうして“上昇一服”となったわけですが、“頭打ち→反落”と決めつけるのは早計といわざるを得ないのが実状といえます。
特に「米大幅利下げ観測後退」「米ソフトランディング期待」という二大巨頭が台頭している以上、“崩れる”は想定しづらいと見るのが自然といえます。
ただ今週は「主だった米経済指標」が少ないだけに、再来週に迫る「米大統領選」がテーマ化する可能性が否めないところです。
そして現時点では“トランプ優勢”とされていますが、「選挙は水物」との格言もあり、先行きは依然といて不透明といわざるを得ません。
そうなると現在進行する「トランプトレード」も、いつ巻き戻されないとも限らない…?
週末には「衆議院選」も予定されており、こちらも思惑が駆け巡っています。
ただ現時点では“自公過半数”との見方が優勢なものの、「選挙は水物」とされる状況では、こちらもいつ情勢が変化(転換)しないとも限らない…?
「米大幅利下げ観測後退」「米ソフトランディング期待」が健在である以上、“崩れる”展開は想定しづらいところです。
ただ今週に関しては「別のテーマ(主に日米選挙絡み)」が台頭しやすいとあっては…。
やはり“ポジション調整(上値の重さ)”を意識しながら、神経質なマーケットと対峙したいところですね。
《11:55》
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