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YEN蔵の外国為替見聞録

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メキシコ中銀は政策金利を引き下げ

2024年11月18日

新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント


【トルコ中銀はインフレ見通しを引き上げ】
トルコ中銀は8日に四半期インフレ報告書を発表した。24年末のインフレ見通しは38%から44%に、25年末を14%から21%に引き上げた。
カラハン総裁はサービス価格は予想より減速ペースが遅いが徐々に低下している。サービス部門のインフレは粘着性が弱まれば25年には基調的インフレがさらに鈍化する見通しを示した。また引き締め的な姿勢は物価の安定が達成するまでは断固として維持すると述べた。

USD/TRY 日足BIDチャート

先週のドルリラは34.1787~34.6413のレンジで0.28%の上昇となった。ドルリラは25日移動平均線に沿って上昇を続けており34.20付近がサポートとなり34.20~34.60のレンジを予想する。

TRY/JPY 日足BIDチャート

先週のリラ円は4.415~4.542円のレンジで0.57%の上昇となった。4.542円まで上昇したが15日に下落。4.4円がサポートととなり4.4~4.55円のレンジを予想する。


【失業率の低下】
12日に統計局から発表された第3四半期の失業率は32.1%となり、前期は33.5%で1年ぶりの低下となった。10部門の中6部門で雇用が増加した。とはいえ失業率は世界最高水準の高さになっている。

USD/ZAR 日足BIDチャート

先週のドルランドは17.5517~18.3864のレンジで3.57%の上昇となった。レジスタンスになっていた17.80、18付近を上抜けして18.3864まで上昇した。18~18.40のレンジを予想する。

ZAR/JPY 日足BIDチャート

先週のランド円は8.449~8.737円のレンジで1.85%の下落となった。8.44円付近に75日線、8.57円付近に25日移動平均線が位置しこの間で推移している。8.44円付近を下抜けする場合は8.3円付近への下落を予想する。


【メキシコ中銀は引き下げ】
メキシコ中銀は14日の会合で政策金利を0.25%の引き下げを行った。3会合連続の利下げとなった。利下げは予想通りで、5人の委員は全会一致の利下げとなった。コア物価上昇率が減速を続けることが想定され、そのようになれば政策金利の更なる調整が可能になるだろうと指摘した。

USD/MXN 日足BIDチャート

先週のドルペソは20.0953~20.6884のレンジで1.23%の上昇となった。レンジスタンスになっていた20ペソ台前半が上抜けしており20ペソ付近がサポートとなり20~20.80ペソのレンジを予想する。

MXN/JPY 日足BIDチャート

先週のペソ円は7.462~7.656円のレンジで0.42%の上昇となった。7.4~7.8円のレンジ継続を予想する。

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プロフィール

  • 著者近影 YEN蔵(田代岳)(えんぞう(たしろがく))
    投資情報配信を主業務とする株式会社ADVANCE代表取締役。 米系のシティバンク、英系のスタンダード・チャータード銀行と外資系銀行にて、20年以上、外国為替ディーラーとして活躍。 為替を中心に株式、債券、商品、仮想通貨と幅広くマーケットをカバーして、分かりやすい解説を行っている。

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【証券】
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【暗号資産CFD】
暗号資産は法定通貨(本邦通貨又は外国通貨)ではなく、特定の者によりその価値を保証されているものではありません。暗号資産は、代価の弁済を受ける者の同意がある場合に限り代価の弁済に使用することができます。暗号資産CFDは、取引時の価格の変動により、売付時の清算金額が買付時の清算金額を下回る可能性があるため、損失が生じるおそれがあります。また、証拠金の額以上の投資が可能なため、その損失の額が証拠金の額を上回るおそれがあります。売付価格と買付価格には差額(スプレッド)があります。暗号資産CFDの取引に必要な証拠金は、取引の額の50%以上の額で、証拠金の約2倍までの取引が可能です。取引にあたり、営業日をまたいで建玉を保有した場合にはレバレッジ手数料が発生します。

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