新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【2期連続マイナス成長】
29日に発表された第3四半期のGDPは前期比-0.2%、前年比2.1%で前期比では2期連続マイナスとなった。インフレ抑制のための高金利が成長抑制の原因になっている。建設と金融は好調だったが、その他のサービス部門が成長率を押し下げた。インフレ率の低下と成長の鈍化から12月利下げの思惑も出ている。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは34.1913~34.675のレンジで0.78%の上昇となった。ドルリラは25日移動平均線に沿って上昇が続いている。引き続き上昇は継続し34.20~34.75のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.274~4.465円のレンジで3.17%の下落となった。週後半にドル円が150円割れまで下落したことでリラ円の下落も加速した。下落トレンドは継続と思われ4.2~4.4円のレンジを予想する。
【中銀の金融安定報告】
南アフリカ中銀は28日に半期に一度の金融安定報告を発表した。総選挙後に連立政権が樹立したこと、停電が減少したこと、追加利下げの観測などによって金融システムの安定性が改善していることを指摘した。
その一方でリスクの存在も指摘している。構造的リスクとして格差が存在していること、気候変動が金融セクターに影響を与えること、サイバー攻撃によるリスクなどを指摘した。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは17.9406~18.2583のレンジで0.17%の上昇となった。25日移動平均線が位置する17.94付近がサポートとなり18.25のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.269~8.581円のレンジで2.7%の下落となった。ドル円の下落を受けてサポートされていた8.4円付近を下抜けして下落が継続している。8.2~8.4円のレンジを予想する。
【トランプ発言で乱高下】
25日にトランプ大統領がメキシコと、カナダに25%の関税を課すと発言したことで、一時20.8262ペソと直近の高値を更新した。しかしトランプ大統領がシェインバウム大統領と電話協議をして移民流入阻止に合意と発言するとリラが上昇した。大統領就任前からトランプ氏の存在が注目されるが、今後も発言でペソマーケットが乱高下する局面が増えそうだ。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは20.1928~20.8219のレンジで0.19%の上昇となった。メキシコは司法改革やトランプ大統領の発言などリラの下落材料は多いが20.80付近が依然としてレジスタンスになっている。20.17~20.80のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.284~7.622円のレンジで2.9%の下落となった。25日移動平均線が位置する7.55円付近がレジスタンスとなり7.2~7.55円のレンジを予想する。
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