新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ財政緊縮策発表】
13日にユルマズ副大統領とシムシュキ財務相は政緊縮策を発表した。シムシュキ氏は財政規律の確保によって、国家の経済的な土台を強化したいと発言。
政府機関は10%の財・サービス購入の削減、全体の投資規模は15%縮小、公務員の新規作用も減少分とした。シムシュキ財務相はこのような緊縮策でディスインフレに貢献していくと発言。
予算削減額は1000億トルコリラエイドになるとの予想もあり、予想を上回る予算削減額となった。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは31.9693~32.293のレンジで0.15%の上昇となった。米CPIを受けてドルリラも下落、32~32.30のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.733~4.851円のレンジで0.5%の上昇となった。4.75円が短期的なサポートとなり、4.75~4.85円のレンジを予想する。
【失業率が再び上昇】
先週南アフリカではいくつかの指標発表があった。14日発表の第1四半期失業率は32%から32.9%に上昇した。昨年第3四半期に31.9%と2022年第3四半期の35.3%以来の水準まで低下したが再び上昇してきている。15日発表の3月の小売売上高は前年同月比+2.3%となり2月の-0.7%から増加が加速した。
USD/ZAR 週足BIDチャート
先週のドルランドは18.1329~18.4693のレンジで1.36%の下落となった。米CPIを受けてドルの下落が加速し今年の安値まで下落している。18.40付近がレジスタンスとなり18ランド割れを目指す動きを予想する。
ZAR/JPY 週足BIDチャート
先週のランド円は8.412~8.581円のレンジで1.6%の上昇となった。ここまでレジスタンスになっていた8.4円を上抜けしたことで8.4円が短期的なサポートとなり8.8円を目指す動きを予想する。
【ペソは再び上昇】
13日にロドリゲス・メキシコ中銀総裁はロイターとのインタビューで6月27日の理事会で利下げ再開の可能性に議論すると語った。今後発表されるデータや物価見通しを考慮し追加利下げには緩やかな姿勢で取り組んでいくと語った。仮に6月のFOMCで金利据え置きが決定されたとしても利下げに踏み切る可能性はあるとした。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.59~16.8894のレンジで0.82%の下落となった。3週連続の下落となった。米CPIを受けてドルペソは下落を加速安値引きとなった。16.80ペソがレジスタンスとなり4月の安値16.25を目指す動きを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は9.174~9.375円のレンジで1.25%の上昇となり高値を更新した。9.2円がサポートとなり9.5円を目指す動きを予想する。
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