新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ中銀は引き締めスタンス維持】
11日にシムシュキ財務相は、ディスインフレの方向に向かっていてインフレ率は2024年末には40%を下回る見通しだと述べた。カラハン・トルコ中銀総裁が持続的なディスインフレ局面に差し掛かる中で引き締まりスタンスを維持すると表明した。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは32.7309~33.0927のレンジで0.41%の上昇となった。レジスタンスになっていた33リラを一時超えたが33付近で推移している。32.80付近がサポートとなり32.80~33.20のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.685~4.794円のレンジで0.08%の上昇となった。ドル円の下落を受けて一時4.685円まで下落したが4.75円付近まで反発している。4.685付近がサポートとなり4.685~4.8円のレンジを予想すする
【南ア中銀はタカ派的スタンスをしめす】
18日に行われた南アフリカ中央銀行の会合で政策金利を8.25%に据え置いた。据え置きは7会合連続。MPCのメンバーのうち4人は据え置き、2人が0.25%の利下げを主張した。
グニャゴ総裁はインフレ見通しに対するリスクは上振れ傾向にあるとしタカ派的な姿勢を維持するとした。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは17.9252~18.3633のレンジで1.83%の上昇となった。中銀はタカ派姿勢を維持したがランドは下落して推移した。18ランド付近がサポートとなり18~18.40のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.533~8.801円のレンジで1.77%の下落となった。一時8.958円の高値まで上昇したがその後下落し急上昇の反動が出た動きになった。8.5~8.8円のレンジを予想する。
【メキシコ中銀は利下げを議論】
メキシコ中央銀行は6月27日の金融政策決定会合の議事要旨を11日に公表し、今後は利下げ再開を検討する可能性を議論していたことを明らかにした。
世界的にインフレのもたらすショックが弱まっている可能性や景気が予想よりも不調な状況に言及し、今後のインフレを巡る環境を見渡すと、金利調整を議論する余地があるかもしれなと利下げを再開する可能性に関して言及した。サービス業に関してはインフレ懸念を示していており慎重に金融政策を運営する必要があると表明した。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは17.6294~18.0984のレンジで2.22%の上昇となった。17.5付近がサポートとなっており17.50~18.25のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.695~8.986円のレンジで2.51%の下落となった。前週に9.09円まで上昇したが9円維持できずに下落している。8.9円付近が短期的レジスタンスとなり8.6~8.9円のレンジを予想する。
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