新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコ円は一旦反発】
28日IMF(国際通貨基金)は昨年の経済政策の転換で危機リスクが大幅に低下したと指摘しトルコの信認を高めた。積極的な利上げと一部の財政引き締め措置が、経常赤字の抑制、準備の再建、市場心理の改善につながったとの見方を示した。
今年の経済成長率は3.4%前後に、インフレ率は年内に43%前後にそれぞれ鈍化する見通しを示した。
USD/TRY 日足BIDチャート
(USD/TRY)
先週のドルリラは33.7894~34.3353のレンジで0.23%の上昇となった。リラ安のトレンドは継続しており、33.75~34.50のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.045~4.287円のレンジで1.64%の上昇となった。一時4.045円まで下落したが、一旦底打ちで4.15~4.35円のレンジを予想する。
【ランド上昇一服】
南アフリカの国営電力会社エスコムのダン・マロカネ最高経営責任者は26日、計画外の停電が現在の水準にとどまれば、今後7カ月間、計画停電を行わない可能性があると述べた。南アフリカの停電といえば風物詩で昨年の停電日数は335日。火力発電所のパフォーマンス向上で電力需要がさらに改善すれば南アフリカ経済にとってはサポートと材料になるだろう。
USD/ZAR 日足BIDチャート
(USD/ZAR)
先週のドルランドは17.5863~17.843のレンジで0.93%の上昇となった。8月は18ランド台から17ランド台中盤にドル安ランド高の流れだったが、17.50付近が一旦サポートレベルとなり17.50~18ランドのレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
ランド円は8.32円付近が戻り高値となり上昇一服になっているが、8円付近もサポートとなり8~8.32円のレンジを予想する。
【政治リスクでペソ売りに】
26日にメキシコ議会下院委員会はロペスオブラドール大統領が進める司法制度改革案を可決し、9月に発足する新議会での承認に向けて議論される。米国のサラザール駐メキシコ大使は、同改革案がメキシコの民主主義の機能に対する大きなリスクと批判し、米国との貿易関係を脅かす可能性があると警告した。この米国大使の批判に対してペスオブラドール大統領は27日、米国とカナダの両大使館と関係を停止したと発表。米国とメキシコの外交関係が揺さぶられて、このことがペソの売り材料になっている。
USD/MXN 日足BIDチャート
(USD/MXN)
先週のドルペソは19.0841~19.9478のレンジ3.23%の上昇となった。19.50~20ペソのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.258~7.538円のレンジで1.05%の下落となった。ペソは下落したが7.2~7.7円のレンジを予想する。
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