新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【ドルでは下落一服か】
3日に発表された8月のCPIは前月比2.47%、前年比51.97%と7月の3.23%、61.78%から大きく低下した。予想は2.64%、52.2%だった。教育費が121%、住宅価格が101%上昇したが、食費・非アルコール飲料などCPIに占めるウェートが大きな品目が45%の上昇となった。
USD/TRY 日足BIDチャート
前週一時34.3355まで上昇したが先週は0.32%の下落となった。ドル売りの流れもありドルの上値が重くなったが34リラ前半がレジスタンスになるのか注目される。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.159~4.327円のレンジで2.11%の下落となった。一時4.327円まで反発したが4.17円台と安値付近で終了した。4.1~4.3円のレンジを予想する。
【ランドはレンジの流れか】
3日に発表された第2四半期のGDPは前期比0.4%と予想の0.5%を下回った。前年同期比は0.3%で、予想の0.4%を下回った。これまで南アフリカ経済の欠点だった電力供給が改善されたことが成長に寄与した。計画停電が実施されない期間が多かったことが経済をサポートした。一方で政局の不安定さや物流が停滞していることは経済にとっての懸念材料になっている。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは17.5957~18.0136のレンジで0.57%の上昇となった。17.50~18のレンジが続いているが引き続きレンジの動きを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.944~8.254円のレンジで2.57%の下落となった。8.2円付近に25日移動平均線や一目の雲が位置し、このレべルがレジスタンスとなり7.85~8.2円のレンジを予想する。
【司法制度改革法案の行方に注目】
3日にメキシコ下院は司法制度改革案の審議を開始した。下院で承認され上院に手渡されて今週審議が開始される見通しになっている。新法制度改革では米国との関係も不安定になっており、ペソにとっては売られる材料になっている。政治リスクと株価下落などのリスクオフの動きが引き続きペソの上値を抑える可能性がある。
USD/MXN 週足BIDチャート
先週のドルペソは19.611~20.14のレンジで1.61%の上昇となった。節目の20ぺソを完全に上抜けすれば21ペソ付近がターゲットになるが、20ペソ付近がレジスタンスになるか注目したい。
MXN/JPY 週足BIDチャート
先週のペソ円は7.06~7.491円のレンジで3.51%の下落となった。8円がレジスタンスとなり安値引けとなった。リスクオフの円高とメキシコの政治の不安定材料が重石となっている。節目の7円を維持できるか重要で、ここを下抜けすると6.5円付近への下落を予想する。
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