新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【トルコCPI上振れ】
3日に発表されたトルコの9月のCPIは前月比2.97%と8月の2.47%から上昇、予想の2.2%を上回った。前年比は49.38%と50%を下回りました。前年比では低下が続いているが前月比が上昇、カラハン中銀総裁は物価に関する2つの主要目標達成にはまだある程度の距離が残っていると述べた。8月時点では11月の利下げも予想されていたが、CPIの上昇を受けて利下げ時期がやや後退した。
USD/TRY 日足BIDチャート
(USD/TRY)
先週のドルリラは34.0218~34.2474のレンジで0.33%の上昇となった。ドルが堅調な中で34リラ付近がサポートされ34~34.30のレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.13~4.34円のレンジで4.3%の上昇となった。石破さんのコメントと米雇用統計を受けて円安の流れとなりリラ円も上昇した。4.25円付近がサポートとなり4.25~4.4円のレンジを予想する。
【南アフリカ経済が底打ち?】
3日に発表された9月の南アフリカPMIは51となり8月の50.5から上昇した。新規受注が伸びており小売部門の好調が目立った。民間部門の経済成長が改善してきており、またインフレの低下も経済にとってプラス材料になっている。ランドが上昇し輸入コストが低下したことも好材料となった。
USD/ZAR 日足BIDチャート
(USD/ZAR)
先週のドルランドは17.0251~17.5948のレンジで2.44%の上昇となった。9月中旬からドルランドは下落トレンドとなり9月30日に17.0251の安値まで下落したが、今週は一時17.5948まで反発した。17.65付近が下落前のサポートレベルで、ここが短期的なレジスタンスとなり17.35~17.65のレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.199~8.514円のレンジで2.32%の上昇となった。円安の流れを受けてランド円も一時8.514円と7月以来の高値まで上昇した。8.2円が短期的なサポートとなり8.2~8.6円のレンジを予想する
【メキシコの利下げは?】
メキシコ中銀のロドリゲス総裁は9月30日にロイターとのインタビューで、今後大幅な利下げを検討する可能性があると語った。インフレ率の低下により、インフレの水準を踏まえて、今後の会合で金利調整の規模を評価する可能性があると述べた。メキシコ中銀は最近第4四半期のインフレ率の予想を4.4%から4.3%に、コアインフレ率の予想を3.9%から3.8%に引き下げている。
USD/MXN 日足BIDチャート
(USD/MXN)
先週のドルペソは19.1012~19.8201のレンジで1.99%の下落となった。20ペソ付近は依然としてレジスタンスとなっており、短期的には19ペソ付近がサポートとなっており19~19.50ペソのレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.183~7.781円のレンジで7.23%の上昇となった。円安の流れもあったが7.5の短期的なレジスタンスを上抜けしたことで上昇が加速した。7.5~8円のレンジを予想する。
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