新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【リラ安はテロの影響か】
23日にアンカラにある軍需産業のトルコ航空宇宙産業の本社が襲撃を受けて5人が死亡し22人が負傷した。トルコ政府はテロ攻撃として激しく非難している。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは33.9945~34.2757のレンジで0.37%の上昇となった。テロ事件がリラ売りの材料になった可能性はあるだろう。ドルリラは34.20を挟んだレンジを予想する。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は4.318~4.458円のレンジで2.25%の上昇となった。対円ではリラのじり高が続いており4.5が短期的なレジスタンスとして意識される。ここが抜けなければ4.3~4.5円のレンジ、抜ければ4.65円付近への上昇を予想する。
【来月利下げか】
23日に発表されたCPIは前年同月比3.8%と前月の4.4%から低下し3年ぶりの低水準となった。予想の3.9%も下回った。9月に0.25%引き下げて8%としたが、リスクに対して慎重な姿勢を示した。ただインフレ率は中銀の目標の3~6%に収まっており来月の追加利下げの可能性が高まっている。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは17.4819~17.8583のレンジで0.63%の上昇となった。ドルランドは17ランド付近からの上昇が続いているが17.8付近が短期的なレジスタンスになっており、ここが抜けなければ17.5~17.8ランドのレンジを予想する。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は8.461~8.697円のレンジで1.65%の上昇となった。8.65円付近がレジスタンスとなり、ここが抜けられないと8.45~8.65円のレンジを予想する。
【メキシコは投資の拡大に動き出した】
グティエレス貿易担当は18日に外国企業の投資によって国内の生産を促すための税控除措置を検討していると述べた。投資を促したい分野は半導体、レアアース、バッテリー、エレクトロニクスなどとなっている。優遇措置はメキシコ投資を考えているすべての国に適用されるとしている。
米大統領選、26年に予定されている米国、メキシコ、カナダ協定の改定に向けた対策に動き出したものと思われる。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは19.7442~20.086のレンジで0.75%の上昇となった。20.15ペソ付近は依然として重要なレジスタンスとなっており、ここが抜けなければ19.50~20.15のレンジを予想する。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は7.469~7.708円のレンジで1.75%の上昇となった。ペソ円は7.5^7.8円のレンジが続いている。引き続きこのレンジを予想する。
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