新興国通貨 四本値 フィボナッチリトレースメント ピボットポイント
【利上げでもリラ安が続く】
トルコ中銀は21日の会合で、主要政策金利の1週間物レポレートを5%引き上げて30%としました。予想は5%引き上げでした。
インフレ見通しが大幅に改善されるまで、タイムリーかつ段階的な方法で必要なだけさらに強化すると表明しました。
USD/TRY 日足BIDチャート
先週のドルリラは26.3612~27.1465のレンジで、1.49%の上昇となりました。8月の利上げで下落したドルリラですが、ほぼ下落を埋めて利上げ前のレベルに戻りました。引き続き高値圏での推移を予想します。
TRY/JPY 日足BIDチャート
先週のリラ円は5.357~5.48円のレンジで、0.53%の下落となりました。5.36円付近が短期のサポートとなり、5.36~5.5円のレンジを予想します。
【ランドはやや堅調な動き】
南アフリカ中銀は21日の会合で、主要政策金利のレポ金利を8.25%に据え置きました。据え置きは予想通りで、2会合連続の据え置きとなりました。
ハニャホ中銀総裁は「インフレ率は低下しているが、国債利回りが上昇する中で財政運営をめぐる問題からリスクプレミアムが押し上げられている」「財政基盤の悪化でリスクプレミアム上昇し、金利水準が引きあがっている」と発言しました。
2024年に食糧品価格の上昇が加速するリスクがあり、インフレ見通しの上振れリスクがあると指摘。利下げ時期はインフレ率が目標レンジに収まることの確認が必要としたが、2024年上半期に利下げ開始との予想が優勢になっています。
USD/ZAR 日足BIDチャート
先週のドルランドは18.6720~19.0801のレンジで、1.04%の下落となりました。18.67付近に75日移動平均が位置し、ここが維持すれば18.67~19.10のレンジを予想します。
ZAR/JPY 日足BIDチャート
先週のランド円は7.742~7.916のレンジで、1.82%の上昇となりました。7.77円付近に25日移動平均線が位置し、ここがサポートされており7.76~7.96円のレンジを予想します。
【ペソは上値がやや重い流れ】
ブラジル中銀は20日の会合で政策金利を2会合連続で0.5%引き下げ、12.75%としました。ここのところチリが7月に1%の利下げ、9月に0.75%の利下げを行い、南米でもインフレ率の低下から中銀が引き締めから緩和に舵を切る動きが出てきています。
ただメキシコ中銀は11.25%で据え置きを維持しており、8月会合でも複数の委員がこの金利水準を長期間維持する方針を示していました。
USD/MXN 日足BIDチャート
先週のドルペソは16.9885~17.2403のレンジで、0.84%の上昇となりました。一時16.9885まで下落しましたが、17ペソがサポートされ反発しています。17ペソが維持されれば、17~17.40のレンジを予想します。
MXN/JPY 日足BIDチャート
先週のペソ円は8.552~8.69のレンジで、0.91%の下落となりました。ペソ円は25日移動平均線が位置する8.55円付近がサポートとなっています、8.7円付近もレジスタンスとなり、8.55~8.7円のレンジを予想します。
FX・CFD・証券取引・外国為替のことならマネーパートナーズ -外為を誠実に-