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為替イブニング海外市場2024年6月27日

2024年06月27日
(コラム執筆時間:19時05分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円159.50~161.50
ユーロ円170.50~172.50
ユーロドル1.0620~1.0770
豪ドル円106.00~107.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

日米の金利差拡大を背景に円安が進行中だが、そんな中で神田財務官や鈴木財務相の発言は伝わっているものの、為替変動があれば適切な対応取るは常套句であり、介入警戒感こそあるものの、市場の反応は最早限定されている。世界経済を取り巻く環境は米中対立構造や中東並びにウクライナ情勢などを踏まえて、安全資産であるドルに買いが集中しやすい環境にあるだけに、一部ではドル円170円、180円、そして200円まで上昇するとの憶測まで飛び交っている。ただ補足的になるが、市場の慣性としてはこれら憶測が噴出した際には、円安がピークアウトする可能性が高いだけに、現状レベルからのドルロング・円ショートは自重局面を迎えていると見なした方が無難であろう。

一方、ドル円は160円台半ば以上では政府日銀の介入警戒もあり、一旦利益確定売りに圧されている。ただ依然としてストップロスの展開であり、また現状レベルからの実弾投入は効果が脆弱性を帯びているだけに、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続レンジ幅ドル円159.50~161.50円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルは方向感に乏しい中、1.07前後で膠着度を強めている。それでいて特筆すべき買い材料がないだけに、戻り売りが優先されている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0620~1.0770を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、159円台半ば前後から押し目買いと共に、161円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルも同様に、1.06台前半から押し目買いと共に、1.07台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円161円台を視野に161円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は159円台半ば前後から少なめの押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状では今朝と同様に、ユーロドル1.06台前半から押し目買いと共に、1.07台後半からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円159円台半ば前後ではロング、161円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は170円台半ば前後から押し目買いと共に、172円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は106円前後から押し目買いと共に、107円台後半からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円159.00162.00
ユーロ円170.00173.00
ユーロドル1.05601.0830
豪ドル円105.50108.30

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円159.00162.00
ユーロ円170.00173.00
ユーロドル1.05601.0830
豪ドル円105.50108.30
現在のポジション
ドル円ショート50,000☆160.50(SL161.30買い)
ユーロ円ショート50,000☆171.80(SL172.50買い)
ユーロドルロング50,000☆1.0690(SL1.0630売り)
豪ドル円ショート50,000☆106.80(SL107.70買い)
前日のSL実行ポジション
ドル円ショート50,000★▼159.50(SL160.30買い)-¥40,000
ユーロ円ショート50,000★▼170.50(SL171.80買い)-¥65,000
豪ドル円ショート50,000★▼105.00(SL106.80買い)-¥90,000
2024年6月収支経過(3~26日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥85,000-¥40,000
ユーロ円+¥50,000-¥65,000
ユーロドル+¥93,900(+$550)
豪ドル円+¥25,000-¥90,000
前日の売買 東京市場
豪ドル円売り50,000☆106.80(SL107.30買い)
前日の売買 海外市場
ドル円売り50,000☆160.50(SL161.00買い)
ユーロ円売り50,000☆171.80(SL172.30買い)
本日の売買予定 東京市場
出来ず Nothing done
ドル円売り50,000161.50(SL162.00買い)
ドル円買い50,000159.50
ユーロ円売り50,000172.30(SL172.80買い)
ユーロ円買い50,000170.50
ユーロドル売り50,0001.0750
ユーロドル買い50,0001.0600(SL1.0550売り)
豪ドル円売り50,000107.80(SL108.30買い)
豪ドル円買い50,000106.00
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000161.50(SL162.00買い)
ドル円買い50,000159.70
ユーロ円売り50,000172.50(SL173.00買い)
ユーロ円買い50,000170.80
ユーロドル売り50,0001.0770
ユーロドル買い50,0001.0620(SL1.0570売り)
豪ドル円売り50,000107.70(SL108.20買い)
豪ドル円買い50,000106.30
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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