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為替イブニング海外市場2024年7月24日

2024年07月24日
(コラム執筆時間:19時11分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円153.50~155.50
ユーロ円166.50~168.50
ユーロドル1.0770~1.0920
豪ドル円101.00~103.00
相場状況の振り返りと今後の展開予想

東京株式市場では円高基調が嫌気される中、日経平均株価が前日比439円安と6日続落。これまでの円安動向の享受を吐き出した格好であり、再び日経平均4万円台での上値の重さが意識されている。一方、ドル円が足早に節目の155円割れになるなど、相対的にストップロス売りが加速しており、潮目が変わったとの見方が少なくない。反面、即座に日米金利差がさらに縮小する展開でもなく、市場は否応もなしに、来週のFOMC並びに日銀会合の動向に注目せざるを得ない。そんな中、市場はリバウンド買いにも警戒感を強めるなど、市場全般が困惑度を深めている。明日のG20においても、政府関係筋から過度な円安に警鐘を鳴らす可能性も高く、円キャリートレードの収束感も踏まえて、機関投資家やヘッジファンドなどのポジションの手仕舞いが急がれているとの見解も少なくない。このためもう一段の円高局も想定せざるを得ないだろうが、安易に読み切れない段階にある以上、当面、静観するか相場が大きく動意づいてからの始動を心掛けるのが得策であろう。

一方、ドル円は節目である155円割れにより、戻りの鈍さが指摘されているが、次なる節目150円割れ期待は時期尚早であり、過度な円高期待は自重局面にある。とは言え、利食いと損切りが相交じり、神経質な展開が予想されるだけに、引き続きレンジ幅ドル円153.50~156.00円を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応するのが賢明であろう。

他方、ユーロドルは市場の関心が円相場の動向に集まっており、ほぼ蚊帳の外状態にあるなど、1.08台半ば前後で試行錯誤が続いている。引き続き直近のレンジ幅ユーロドル1.0780~1.0930を重視し、同レベル前後からナンピン売買が一考であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円台半ば前後から押し目買いと共に、156円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08割れから押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、見切り売りが優先されており、上値の重さが意識されている。輸出企業はドル円155円割れでは興味半減の模様であり、現状では155円台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は155円割れから買いを随時実施しており、現状では153円台半ば前後に集約されている模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、調整色を強めている。現状では今朝と同様に、ユーロドル1.08割れから押し目買いと共に、1.09前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円153円台半ば前後ではロング、155円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は166円台半ば前後から押し目買いと共に、168円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は101円前後から押し目買いと共に、103円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円153.00156.00
ユーロ円166.00169.00
ユーロドル1.07201.0980
豪ドル円100.50103.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円153.00156.00
ユーロ円166.00169.00
ユーロドル1.07201.0980
豪ドル円100.50103.50
現在のポジション
No position
本日のSL実行ポジション
ドル円ロング50,000☆▼156.00(SL155.00売り)-¥50,000
豪ドル円ロング50,000☆▼103.50(SL102.30売り)-¥60,000
前日のSL実行ポジション
豪ドル円ロング50,000★▼104.50(SL103.50売り)-¥50,000
2024年7月収支経過(01~24日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥75,000-¥75,000
ユーロ円-¥190,000-¥50,000
ユーロドル+¥101,400(+$600)+$150
豪ドル円-¥275,000-¥135,000
前日の売買 東京市場
ユーロ円買い50,000★▼170.00(SL169.50売り)-¥25,000
豪ドル円買い50,000☆103.50(SL103.00売り)
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000156.30
ドル円買い50,000☆▼155.00(SL154.50売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000169.80(SL170.30買い)
ユーロ円買い50,000☆▼168.30(SL167.80売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0940(SL1.0990買い)
ユーロドル買い50,000★△1.0850(1.0880ショートカバー)+$150
ユーロドル買い50,0001.0800(SL1.0750売り)
豪ドル円売り50,000104.00
豪ドル円買い50,000☆▼102.50(SL102.00売り)-¥25,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000155.50(SL106.00買い)
ドル円買い50,000153.50(SL153.00売り)
ユーロ円売り50,000168.50(SL169.00買い)
ユーロ円買い50,000166.50(SL166.00売り)
ユーロドル売り50,0001.0910(SL1.0960買い)
ユーロドル買い50,0001.0780(SL1.0730売り)
豪ドル円売り50,000103.00(SL103.50買い)
豪ドル円買い50,000101.00(SL100.50売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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