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マネパ為替分析 日刊レポート

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“149円”中心の揺れ動き…!?

2024年10月16日

◆ ようやく“一服”、ただ“下値がしっかり”も継続…

昨日は主だった材料が見当たらない中、3連休明けの米国勢は「米10年債の買い戻し」からスタートしました。
このため上昇していた利回りは“一服→低下”となり、幅広い通貨に対して“ドル売り(戻し)”が進行しました。
こうしてドル円は欧州タイム中盤にかけて“149円割れ(安値は148.838円)”へと値を落としましたが、「米ソフトランディング期待」そのものは維持されました。
そうなると“上値の重さ”が意識されたものの“下値の堅さ”も如何ともしがたく、“149円台”へと再び押し戻されて、昨日の取引を終えています。


◆ 新たな“ポジティブ/ネガティブ”が台頭しない限り…?

オーダー状況を見ると、“149.80-150.00円”には「実需&オプションに絡むドル売りオーダー」がびっしり積み上がっているとされています。
一方で“148.80-60円(昨日安値-10/8~10/14の50%押し)”には、「押し目待ちのドル買いオーダー」が待ち構えていると聞き及びます。
当該両サイドを突破するには、相応以上の“ポジティブ/ネガティブ”が新たに必要と見るのが妥当なところ…?
それでいて本日はやや“円買い”に振れた先ほどの「安達日銀審議委員発言」を除けば、「米輸出入物価指数」くらいしか米指標は予定されておらず、後は「米大統領選を巡る思惑」くらいしか…?

“一旦の頭打ち”が意識されやすい状況ではありますが、現時点ではあくまで“ポジション調整の一環”と見ながら、引き続き神経質なマーケットと対峙したいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

150.891(8/1高値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線、ピボットハイブレイクアウト)
150.622(20週移動平均線)
150.284(ピボット2ndレジスタンス)
上値5:150.199(50週移動平均線)
上値4:149.971(10/14高値、大台)
上値3:149.833(10/15高値)
上値2:149.740(ピボット1stレジスタンス、10/14~10/15の76.4%戻し)
上値1:149.538(10/14~10/15の61.8%戻し)
前営業日終値:149.196
下値1:149.000(大台)
下値2:148.838(10/15安値、+1σ)
下値3:148.745(ピボット1stサポート)
下値4:148.659(10/8~10/14の50%押し)
下値5:148.401(10/11安値)
148.328(10/10安値、10/8~10/14の61.8%押し、ピボット2ndサポート)
148.020(10/9安値、10/8~10/14の76.4%押し、大台)
147.949(日足・一目均衡表転換線)
147.750(ピボットローブレイクアウト)
147.346(10/8安値)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

101.492(7/26高値、ピボットハイブレイクアウト)
101.404(10/7高値)
101.134(ピボット2ndレジスタンス)
101.058(100日移動平均線)
上値5:100.943(10/14高値、大台)
上値4:100.774(10/15高値、20週移動平均線)
上値3:100.684(+1σ)
上値2:100.569(ピボット1stレジスタンス)
上値1:100.234(200日移動平均線、日足・一目均衡表転換線)
前営業日終値:100.003(大台)
下値1:99.848(10/15安値)
下値2:99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値3:99.689(10/10安値、10/8~10/10の61.8%押し水準、ピボット1stサポート)
下値4:99.575(50週移動平均線、10/8~10/10の76.4%押し)
下値5:99.382(週足・一目均衡表先行スパン上限、20日移動平均線)
99.282(ピボット2ndサポート)
99.088(10/8安値)
99.000(大台)
98.824(9/27~10/7の76.4%押し)
98.687(10/2安値、ピボットローブレイクアウト)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

198.000(大台)
197.591(7/31高値)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.220(+2σ)
197.000(大台)
195.969(9/27高値、大台)
195.726(10/15高値)
195.474(100日移動平均線)
前営業日終値:195.027
195.191(20週移動平均線)
195.108(+1σ)
195.000(大台)
194.635(10/14-15安値)
194.272(9/30~10/15の23.6%押し)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.844(10/11安値)
193.579(10/10安値)
193.460(200日移動平均線)
193.372(9/30~10/15の38.2%押し)
193.245(20日移動平均線)
193.000(大台)
192.883(10/8安値)
192.646(9/30~10/15の50%押し)

《10:50》
《11:25、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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