◆ “テクニカルの節目”を次々と突破… - “151円後半”へ

「トランプトレード」は継続…。
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マネパ為替分析 日刊レポート

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こうなると「往きつくところまで」が意識されやすいが…!?

2024年10月23日

◆ “テクニカルの節目”を次々と突破… - “151円後半”へ

「トランプトレード」は継続…。
また昨日公表の「IMF世界経済見通し」では、米国の経済成長率が“上方修正(2.6%→2.8%)”されたのに対して、日本の経済成長率は“下方修正(0.7%→0.3%)”されました。

このため「米ソフトランディング期待」はさらに高まる格好となり、米10年債利回りは“さらに上昇(→4.21%)”しています。
そしてこの影響にてドルは、対ユーロで“8/2以来(1.07926ドル)”、対円では“7/31以来(151.196円)”へと駆け上がり、本日に入って対円で“200日移動平均線(本日は151.376円)”を上回るに至っています。


◆ ただ「円売りけん制」のトーンがもう一段上がる可能性が…?

昨日記した“テクニカルの節目”を次々と突破したことを考えると、「往きつくところまで…」との思惑が台頭しないとも限らない点のは事実です。
ただこうなると“週足・一目均衡表先行スパン上限(同151.780円)/7/25安値(151.955円)”まで上値余地が広がる格好となり、さらに突破すると“7/31高値(153.892円)”まで広げざるを得なくなります。
衆院選を控える中、「インフレ高騰阻止」を各党が訴える中では、政府・日銀も「円売りけん制」のトーンをもう一段上げる可能性は否めなくなってきます。

また本日の東京株式市場は、「東京メトロ新規上場」一色に染まっている印象があります。
このため日経平均等を含めた“マクロ”は蚊帳の外に置かれがちとなるだけに、場合によっては“軟調→リスク許容度低下→利益確定売り”となる可能性も否めなくなってきます。

もちろん“完全に上抜けた”格好となるだけに、“流れに逆らう”格好であるのは事実です。
このため“頭打ちの有無”をしっかりと確認しながらにはなりますが、それでも“一旦の利益確定売り”には十分に想定しておきたい局面と考えたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

154.000(大台)
153.892(7/31高値)
153.272(+2σ)
153.000(大台)
152.067(ピボットハイブレイクアウト)
上値5:151.955(7/25安値、大台)
上値4:151.780(週足・一目均衡表先行スパン上限)
上値3:151.631(ピボット2ndレジスタンス)
上値2:151.378(200日移動平均線、ピボット1stレジスタンス)
上値1:151.196(10/22高値)
前営業日終値:151.096
下値1:151.000(大台)
下値2:150.766(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
下値3:150.691(日足・一目均衡表先行スパン上限、+1σ、100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値4:150.493(10/22安値)
下値5:150.373(20週移動平均線)
150.295(10/15~10/22の38.2%押し、10/8~10/22の23.6%押し、ピボット2ndサポート)
150.203(50週移動平均線)
150.017(10/15~10/22の50%押し、大台)
149.940(日足・一目均衡表転換線、ピボットローブレイクアウト)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

103.000(大台)
102.157(ピボットハイブレイクアウト)
102.018(7/11~8/5の61.8%戻し、大台)
101.771(7/30高値、+2σ)
上値5:101.598(ピボット2ndレジスタンス)
上値4:101.492(7/26高値)
上値3:101.404(10/7高値)
上値2:101.260(ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.039(10/22高値、大台)
前営業日終値:100.962(+1σ)
下値1:100.897(100日移動平均線)
下値2:100.712(20週移動平均線)
下値3:100.431(日足・一目均衡表転換線、ピボット1stサポート)
下値4:100.326(200日移動平均線)
下値5:100.162(10/22安値、20日移動平均線、週足・一目均衡表先行スパン上限)
99.944(10/21安値、日足・一目均衡表先行スパン上限、大台)
99.844(ピボット2ndサポート)
99.748(週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.621(10/17安値、50週移動平均線)
99.526(ピボットローブレイクアウト)
99.438(10/16安値)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

199.472(7/30高値)
199.000(大台)
198.000(大台)
197.591(7/31高値、+2σ)
197.408(7/11~8/5の61.8%戻し)
197.000(大台)
196.513(10/22高値)
前営業日終値:196.204
196.000(大台)
195.936(+1σ)
195.291(100日移動平均線)
195.106(10/22安値、20週移動平均線)
195.000(大台)
194.568(10/21安値)
194.307(20日移動平均線)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.000(大台)
193.835(10/17安値、9/30~10/22の38.2%押し)
193.699(10/16安値、200日移動平均線)
193.579(10/10安値)
193.039(9/30~10/22の50%押し、大台)
192.883(10/8安値)
192.538(-1σ)
192.219(9/30~10/22の61.8%押し)

《10:55》
《11:40、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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