◆ “ストップロス”を絡めつつ… - 一気に“153円台”へ

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マネパ為替分析 日刊レポート

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それでも“ここまで来れば”…!?

2024年10月24日

◆ “ストップロス”を絡めつつ… - 一気に“153円台”へ

「日米金利差縮小」への思惑が後退する中、「トランプトレード」は健在という動きとなりました。
このため“金利選好→ドル買い・円売り”が継続する中、ドル円は“200日移動平均線(昨日は151.376円)”を明確に上回りました。
そうなると“ストップロス”を絡めつつ、“週足・一目均衡表先行スパン上限(同151.780円)/7/25安値(151.955円)”を相次いで突破すると、“152円台”を素通りするに至っています。
最終的に“153円台(高値は153.182円)”まで駆け上がると、そこからはやや“利益確定売り”が入り、“152円台”に押し戻されて昨日の取引を終えています。


◆ モメンタムは“ドル買い・円売り一辺倒”だが…?

「米景況楽観論」と「米大統領選を巡る思惑」は、いずれも「米国債利回りの先高観」へとつながっています。
このため冒頭で記した“金利選好→ドル買い・円売り”に傾きやすく、“テクニカルの節目”を突破したことから“7/31高値(153.892円)”まで上値メドを広げざるを得ないというのが実状といえます。
ただ将来的には「日米金利差縮小」はほぼ確実と見られるだけに、“(短期的な)往き過ぎ感”は意識せざるを得ないのが実状ということに・・・。

本日は「米・欧の製造業/サービス業PMI」が予定されていますが、そこで景況感が鈍る可能性はゼロではありません。
またここまで来れば「円安けん制」も飛び出さないとも限りません。
もちろんモメンタムは“ドル買い・円売り一辺倒”ですので、“流れに逆らう”にはなりますが、前記“(短期的な)往き過ぎ感”を調整する動きは入ってしかるべしと考えたいところです。


◆ ドル円 抵抗・支持ライン
※ボラティリティが拡大していますので、いつもより値幅を拡大しています。

155.000(大台)
154.503(ピボット2ndレジスタンス)
154.082(+2σ)
上値5:154.000(大台)
上値4:153.892(7/31高値)
上値3:153.629(ピボット1stレジスタンス)
上値2:153.182(10/23高値)
上値1:153.000(大台)
前営業日終値:152.754
下値1:152.471(10/23高値後の押し目)
下値2:152.157(10/15~10/23の23.6%押し、10/22~10/23の38.2%押し)
下値3:152.000(大台)
下値4:151.780(週足・一目均衡表先行スパン上限、10/8~10/23の23.6%押し、10/22~10/23の50%押し)
下値5:151.523(10/15~10/23の38.2%押し、10/22~10/23の61.8%押し)
151.407(200日移動平均線、ピボット1stサポート)
151.220(+1σ)
151.128(10/22~10/23の76.4%押し)
150.986(10/23安値、日足・一目均衡表転換線、10/8~10/23の38.2%押し、10/15~10/23の50%押し、大台)


◆ 豪ドル円 抵抗・支持ライン

104.000(大台)
103.109(7/24高値)
103.000(大台)
上値5:102.588(ピボットハイブレイクアウト)
上値4:102.138(ピボット2ndレジスタンス)
上値3:102.018(7/11~8/5の61.8%戻し、大台)
上値2:101.771(7/30高値、+2σ、ピボット1stレジスタンス)
上値1:101.688(10/23高値)
前営業日終値:101.346
下値1:101.027(+1σ、大台)
下値2:100.842(10/23安値、100日移動平均線、ピボット1stサポート)
下値3:100.755(20週移動平均線)
下値4:100.563(日足・一目均衡表転換線)
下値5:100.446(ピボット2ndサポート)
100.346(200日移動平均線)
100.263(20日移動平均線)
100.162(10/22安値、週足・一目均衡表先行スパン上限)
100.050(ピボットローブレイクアウト、大台)
99.944(10/21安値)
99.748(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線、月足・一目均衡表転換線)
99.621(10/17安値、50週移動平均線)


◆ ポンド円 抵抗・支持ライン

200.000(大台)
199.472(7/30高値)
199.000(大台)
198.438(10/23高値)
198.070(+2σ)
198.000(大台)
前営業日終値:197.396
197.000(大台)
196.264(+1σ)
195.928(10/23安値、大台)
195.275(100日移動平均線)
195.106(10/22安値、20週移動平均線)
195.049(9/30~10/23の38.2%押し、大台)
194.568(10/21安値)
194.466(20日移動平均線)
194.103(日足・一目均衡表先行スパン上限、週足・一目均衡表基準線)
194.002(9/30~10/23の50%押し、大台)
193.835(10/17安値)
193.754(200日移動平均線)
193.699(10/16安値)

《11:15》
《11:45、テクニカルライン追記》

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プロフィール

  • 著者近影 武市佳史(たけちよしふみ)
    大阪府出身。ファイナンシャル・プランナー(AFP)。 日本におけるFX(外国為替証拠金取引)の草創期より業務に従事。現在ではマネーパートナーズのチーフアナリストとして、為替コラムの執筆やWebセミナーの講師を務めるだけでなく、日経CNBCを始めとする数々のメディアに出演・寄稿している。

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