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為替イブニング海外市場2024年7月17日

2024年07月17日
(コラム執筆時間:19時23分)

鈴木予想レンジ

※コラム執筆時点における、筆者の予想レンジです。

通貨ペア予想レンジ
ドル円155.30~157.80
ユーロ円170.00~172.30
ユーロドル1.0850~1.1000
豪ドル円104.80~106.80
相場状況の振り返りと今後の展開予想

米長期債利回りが軒並み低下する中、NYダウは大幅続伸し、再び史上最高値更新中となっている。それでもここ一連の米経済指標の脆弱性を背景に、相対的にドルロングを手仕舞う動きが強まっている。また日銀が公表した当座預金残高の大幅な減額要因から判断しても、先週末に政府日銀の実弾投入が実施されたとの観測が確認されおり、政府日銀の本気度が意識されつつあるなど、一旦円を買い戻す動きも急を告げている。ただ現時点ではドルの見切り売りの段階であり、さらなるドル売り・円買いに繋がるかは懐疑的といえる。それでも現時点では米利下げ待ちの段階にあるだけに、リスク回避のドル戻り売りに比重を置いた戦略が無難であろう。

一方、ドル円は債券利回り低下を背景に円買いニーズが高まりつつあるが、同時に政府日銀が利上げを実施するまでは過度な円高期待も自重局面にある。いずれにしても繰り返される介入操作の効果が現実味を帯び始めており、過度な円安期待は自重鏡面にある。さらに機関投資家やヘッジファンドによる円キャリートレードが収束すれば、一気に円買いに弾みが付く可能性もある。引き続き波乱含みの展開ではあるが、レンジ幅ドル円155.30~157.80まで拡大し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

他方、ユーロドルはECBが金利を据え置くと見込まれているが、米債券利回り低下が嫌気されており、一見底堅い展開を見せている。たださらなる独自の買い材料も乏しく、過度なユーロ高は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0830~1.1000を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。

●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、155円台半ば割れから押し目買いと共に、158円前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機することを勧める。

●邦銀勢によれば、ストップロスが一巡しておらず、戻り売りが優勢になっている。輸出企業は売り急ぐことなく、ドル円158円前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は157円前後から押し目買いを随時実施しており、現状では155円前後を視野に、155円台半ば割れから押し目買いで対応している模様。

●海外勢によれば、方向感に乏しい中、米債券利回り低下を背景に底堅い展開を見せている。現状ではユーロドル1.08台半ば前後から押し目買いと共に、1.10前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。

●クロス円は、ドル円155円台半ば前後ではロング、158円前後ではショートをイメージし、ユーロ円は170円前後から押し目買いと共に、172円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は105円割れから押し目買いと共に、107円前後からナンピン売りで待機することを勧める。

市場ストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円154.80158.50
ユーロ円169.40173.00
ユーロドル1.07801.1050
豪ドル円104.20107.50

※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。

トレード実績

筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。

市場のストップロス・オーダー状況
通貨売り買い
ドル円154.80158.50
ユーロ円169.40173.00
ユーロドル1.07801.1050
豪ドル円104.20107.50
現在のポジション
ユーロドルショート50,000☆1.0880(SL1.0950買い)
本日のSL実行ポジション
豪ドル円ロング50,000☆▼106.80(SL105.80売り)-¥50,000
2024年7月収支経過(01~17日)
通貨プラスマイナス前日比
ドル円-¥50,000-¥25,000
ユーロ円-¥175,000-¥25,000
ユーロドル+¥77,800(+$450)
豪ドル円-¥140,000-¥75,000
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done
前日の売買 海外市場
出来ず Nothing done
本日の売買&予定 東京市場
ドル円売り50,000159.00(SL159.50買い)
ドル円買い50,000☆▼157.30(SL156.80売り)-¥25,000
ユーロ円売り50,000173.30(SL173.80買い)
ユーロ円買い50,000☆▼171.50(SL171.00売り)-¥25,000
ユーロドル売り50,0001.0950(SL1.1000買い)
ユーロドル買い50,0001.0840
豪ドル円売り50,000107.30
豪ドル円買い50,000☆▼105.80(SL105.30売り)-¥25,000
本日の売買予定 海外市場
ドル円売り50,000157.80(SL158.50買い)
ドル円買い50,000155.30(SL154.80売り)
ユーロ円売り50,000172.30(SL173.00買い)
ユーロ円買い50,000170.00(SL169.40売り)
ユーロドル売り50,0001.0100(SL1.1050買い)
ユーロドル買い50,0001.0850
豪ドル円売り50,000106.80(SL107.50買い)
豪ドル円買い50,000104.80(SL104.20売り)
記号・略称解説

ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)

本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。

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プロフィール

  • 著者近影 鈴木郁雄(すずきいくお)
    フランスの3大銀行のひとつであるソシエテジェネラル銀行東京支店に勤務、外国資金本部長として20年間のディーリング経験を持ち、為替のみならず、デリバティブなどマネー部門を統括。 2001年10月為替投資顧問会社ケンティッシュ ジャパンを設立、今現在も邦銀大手ならびにロンドン・ニューヨークなどの外銀ディーラーと 親密に情報交換し、投資家心理を交えて独自の分析に定評がある。

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