鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 153.50~155.30 |
ユーロ円 | 163.00~164.50 |
ユーロドル | 1.0500~1.0650 |
豪ドル円 | 99.50~101.00 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
トランプ次期政権による規制緩和や関税引き上げ問題などを踏まえて、市場は期待と不安が渦巻いている。ただ実際問題として、世界経済に影響を及ぼす可能性も高く、相対的に株式及び為替市場では調整主導の展開を余儀なくされている。基本的にはFRBの金融政策次第であろうが、引き下げが来年以降に持ち越される可能性もあり、拙速的にドルを手仕舞う動きは後退している。それでも日米の政策方針の潜在的な相違もあり、段階的に円買い需要が強まるとの見方が支配的である。そんな中、政府日銀は経済データ重視の考えを示しており、総じてFRBの動向待ちの感が強く、安易にどちらにも仕掛けづらい相場環境にある。引き続き相場の動意待ちの状況が否めないだけに、直近のレンジ幅を拡大し、じっくり待機策に努めることが得策であろう。
一方、ドル円は米債券利回りが若干低下しているが、米金利の優位性を背景にして底堅い展開を強いられている。引き続きレンジ幅ドル円153.50~155.50円を重視し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが賢明であろう。
他方、ユーロドルは米債券利回り低下を踏まえて買い戻す動きが強まり、一時1.06台を回復するなど底堅い展開ではある。たださらなる上昇局面では戻り売りが随所に散見されており、過度なユーロ高期待は自重局面にある。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0500~1.0650を重視し、同レベル前後からナンピン売買が賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、153円台半ば前後から押し目買いと共に、155円台以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.05前後から押し目買いと共に、1.06台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業はドル円155円台半ば前後を中心に、155円台以上からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、153円台半ば前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、依然として戻り売りが優先されている。ただ現状ではユーロドル1.05前後にポジション調整買いが散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。1.06台半ば前後からナンピン売りと共に、1.05前後から押し目買いで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、繰り返しになるが、ドル円153円台半ば前後ではロング、155円台半ば前後ではショートをイメージし、ユーロ円は163円前後から押し目買いと共に、164円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は99円台半ば前後から押し目買いと共に、101円前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 153.00 | 155.80 |
ユーロ円 | 162.50 | 165.00 |
ユーロドル | 1.0450 | 1.0680 |
豪ドル円 | 98.50 | 101.30 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 153.00 | 155.80 |
ユーロ円 | 162.50 | 165.00 |
ユーロドル | 1.0450 | 1.0680 |
豪ドル円 | 98.50 | 101.30 |
現在のポジション
ユーロ円ショート | 50,000 | ☆163.50(SL164.20買い) |
ユーロドルロング | 50,000 | ☆1.0500(SP1.0530売り) |
2024年11月収支経過 (11/01~19日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥50,000 | +¥40,000 |
ユーロ円 | -¥25,000 | |
ユーロドル | -¥123,300(-$750) | |
豪ドル円 | +¥110,000 | +¥40,000 |
前日の売買 東京市場
ユーロ円売り | 50,000 | ☆163.50(SL164.00買い) |
豪ドル円売り | 50,000 | ★△100.30(99.50ロングカバー)+¥40,000 |
前日の売買&予定 海外市場
ドル円売り | 50,000 | ☆△155.30(154.50ロングカバー)+¥40,000 |
ドル円買い | 50,000 | 153.50(SL152.80売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 164.30(SL164.80買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 162.80 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0620 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0480(SL1.0430売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 100.70(SL101.20買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.00(SL98.50売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 155.30(SL155.80買い) |
ドル円買い | 50,000 | 153.50(SL153.00売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 164.50(SL165.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 163.00 |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0630 |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0500(SL1.0450売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 101.00(SL101.50買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 99.50(SL99.00売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。