鈴木予想レンジ
通貨ペア | 予想レンジ |
---|---|
ドル円 | 156.00~157.80 |
ユーロ円 | 168.00~169.50 |
ユーロドル | 1.0680~1.0850 |
豪ドル円 | 103.00~104.50 |
相場状況の振り返りと今後の展開予想
市場の注目は米消費者物価指数、そして米連邦公開市場委員会(FOMC)に集まっており、相対的に様子見モードが広がっている。ただそのFOMCでは政策金利が据え置かれる見込みであり、米景況感の良さも改めて意識されている。それでいて利下げ見通しは従来の3回利下げから1回程度に下方修正される見込みとなっており、ドルを買い戻す動きが優勢になっている。一方、高金利による弊害も各方面で出始めており、加速的なドル買いには繋がらないとの見解も少なくないだけに、基本的には結果を見極めてからの始動にならざるを得ないだろう。フランスの政局不安も加わったことで相対的にユーロは戻り売りが優勢であり、また政府日銀の出口戦略の曖昧さなどもあってドル買いニーズも依然として健在ではあるが、反面、ドル全面高や円全面安に対する警戒感もあるだけに、当面、もう一段のドル上昇局面では清算入りと見なした方がリスクの軽減に繋がるであろう。
一方、ドル円はFOMCの結果待ちであり、157円前後で膠着度を強めているが、日米金利差が縮小する気配がないだけに、引き続き底堅い展開は否めない。ただ週末にも日銀金融政策決定会合が控えており、政府日銀の本気度が再確認できるとの期待もあるなど、安易にどちらにも仕掛けづらい状況にある。引き続レンジ幅ドル円156.00~157.80円まで拡大し、同レベル前後から少なめのナンピン売買で対応することが得策であろう。
他方、ユーロドルは戻り売りが優勢ではあるが、節目の1.07割れでは利益確定買いも随所に散見されており、拙速的な下値トライは慎重になっている。引き続きレンジ幅ユーロドル1.0680~1.0850を重視し、同レベル前後からナンピン売買で対応することが賢明であろう。
●戦略的には、ドル円は前述したレンジ幅を重視し、156円前後から押し目買いと共に、157円台半ば以上からナンピン売りで待機することを勧める。一方、ユーロドルは1.07割れを視野に、同レベル前後から押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
●邦銀勢によれば、様子見スタンスを強める中、輸出企業は昨日と同様に、ドル円157円台半ば前後から158円前後まで断続的に売りが散見されている模様。一方、輸入企業は買い急ぐことなく、156円前後から押し目買いで対応している模様。
●海外勢によれば、方向感に乏しい中、戻り売りを優先しているが、現状では昨日と同様に、ユーロドル1.07前後から押し目買いと共に、1.08台半ば前後からナンピン売りで待機姿勢を強めている模様。
●クロス円は、ドル円156円前後ではロング、157円台半ば以上ではショートをイメージし、ユーロ円は168円前後から押し目買いと共に、169円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。一方、豪ドル円は103円前後から押し目買いと共に、104円台半ば前後からナンピン売りで待機することを勧める。
市場ストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 155.50 | 158.30 |
ユーロ円 | 167.50 | 170.00 |
ユーロドル | 1.0630 | 1.0900 |
豪ドル円 | 102.50 | 105.00 |
※筆者の独自取材による、国内機関投資家などからのストップロス・オーダーが多く出ているラインです。
新規注文の際や、保有ポジションの見直しを計るうえでの参考のひとつにしてください。
トレード実績
筆者の個人的なトレードによる収支実績及び売買予定を公開しています。
※文中の記号・略語については巻末の解説をご参照ください。
市場のストップロス・オーダー状況
通貨 | 売り | 買い |
ドル円 | 155.50 | 158.30 |
ユーロ円 | 167.50 | 170.00 |
ユーロドル | 1.0630 | 1.0900 |
豪ドル円 | 102.50 | 105.00 |
現在のポジション
No position |
2024年6月収支経過(3~12日)
通貨 | プラスマイナス | 前日比 |
ドル円 | +¥15,000 | |
ユーロ円 | +¥75,000 | |
ユーロドル | +¥42,300(+$250) | |
豪ドル円 | +¥75,000 |
前日の売買 東京市場
出来ず Nothing done |
前日の売買&予定 海外市場
出来ず Nothing done | ||
ドル円売り | 50,000 | 157.60(SL158.10買い) |
ドル円買い | 50,000 | 156.00(SL155.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 169.50(SL170.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 168.00(SL167.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0850(SL1.0900買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0700(SL1.0650売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 104.30(SL104.80買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 102.80(SL102.30売り) |
本日の売買予定 東京市場
ドル円売り | 50,000 | 157.70(SL158.20買い) |
ドル円買い | 50,000 | 156.00(SL155.50売り) |
ユーロ円売り | 50,000 | 169.50(SL170.00買い) |
ユーロ円買い | 50,000 | 168.00(SL167.50売り) |
ユーロドル売り | 50,000 | 1.0850(SL1.0900買い) |
ユーロドル買い | 50,000 | 1.0680(SL1.0630売り) |
豪ドル円売り | 50,000 | 104.50(SL105.00買い) |
豪ドル円買い | 50,000 | 103.00(SL102.50売り) |
記号・略称解説
ロング=買い、ショート=売り
△=プラス、▼=マイナス
☆新規、★実行済み
SL=損失確定(Stop Loss)
TP=利益確定(Take Profit)
本レポートは朝夕2回配信。土日及び祝祭日は無配信のためSLのみ提示。
指値注文タイムリミット:東京市場 17:00、海外市場 5:00(日本時間)
SL/TPは最大100pips前後を目処に実施。最終のご判断は自己責任にてお願いいたします。